学力調査不要論

学力テスト もうやめてはどうか
2008年12月20日

 全国学力テストは子供の学力向上に役立っているのか疑わしい。詳細な成績を公表すれば自治体や学校を序列化する懸念も消えない。文部科学省は来年度も続けるというが、もうやめてはどうか。

 小学六年と中学三年を対象にした全国一斉学力テストは来年度で復活してから三回目となる。文科省は成績の扱いについて、市町村別や学校別での公表を禁じた現行の実施要領を維持するという。

 これには橋下徹大阪府知事が怒っている。橋下知事は十月、市町村別データの一部を実名で公表した。住民の目に触れさせて自治体を奮起させ、学力向上につなげたいとの狙いからだ。

 学力テストは全国規模で学力状況を調べ、学校現場や教育委員会の課題を明らかにすることが目的という。しかし、肝心の子供の学力向上に役立っているのか。

 昨年と今年で得られた傾向に大きな変化はなかった。データが膨大で分析に時間がかかり、テストを受けた子供に利用しにくいという問題も浮上した。昨年は「授業の中で活用した」学校は小中学校とも半数に至らなかった。

 テストを学力向上に結びつけるとしたら、結果を詳細に分析して対策を講じ、そしてあらためて検証していくのが手順だろう。

 公立小中学校の設置者は市町村だが、都道府県教委が予算と人事権を握っており、市町村のできることは限られる。都道府県は結果を分析し、成績不振だった市町村に対策をとったのだろうか。

 具体的には財政的支援だろう。少人数教育や習熟度別指導を行うには人員がいる。それなのに、市町村別で公表すれば、序列だけが独り歩きする。都道府県別の平均点でさえ“ランキング”化し、都道府県を一喜一憂させている。

 かつての全国テストが中止になった要因に、先生が誤答を指さして子供に気づかせ、成績を上げようとした行為があった。東京都足立区の独自テストでも同じような不正が発覚した。そんな愚行が繰り返されるおそれがある。
 子供それぞれの学力を測るだけなら、学校ごとに行う試験や自治体独自のテストで十分だ。

 日本全体の傾向を把握したいのなら、学習到達度調査(PISA)や国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)といった国際調査の活用で足りるだろう。

 教育は自治体が主体となって行うものだ。「全国一斉」にとらわれず、市町村は地域の実情を踏まえて子供と向き合ってほしい。
中日新聞 社説


ふーん,と思う人,え〜?と思う人,なるほどと思う人,
たぶんとらえ方はいろいろなんだろうが,
私には一つ,気になったことがあった。
またどこからかお叱りを被りそうだが,少し書いてみることにする。


社説にもある一斉調査の目的であるが,
文科省の出した学校ごとのグラフやデータは学校に送られ,現場での分析と学力向上策をたてることを求められた。
ここまではOKである。
県と市はまたそれを受けて,お節介なまでのデータ分析をしている。
(その一部は学校には届いていないクロス解析で,これは各学校ではよほどコンピュータに詳しいマメな人がいない限り,無理だし,やってもあまり意味がない)これも一応OKだ。

その後がしかし,ついていっていない。
学力向上策は求められたが,現在,来年度への加配計画で希望をとっているが,その方法は前年までと同じ。うちの学校など,前年の学力調査に比べて,ガタンと落ち込んでいるのだが,それに対する向上策に自治体のバックアップが期待できない。教員の自助努力のみ。つまり,「おまえらの責任だから,がんばれや」ということである。
去年,学力向上のモデル校に選ばれたのは,学力トップの学校であった。
お金は底辺校にではなく,優秀な所に流れたのである。
なんか,違うんじゃない??

そしてランキングの懸念と,不正行為の心配。

これってつまり,詳細を発表した場合,それが自治体と連携した学力向上策につながって行くのではなく,
安易にトップ校に流れていく学校選択制と,
短絡的な学力向上に流れる懸念。
さらにはセンセーショナルに数値だけを公開し,声の大きい人に振り回されるだけで,地に足のついた分析と擁護に回りそうにないマスコミへの失望も感じられるように思う。

つまり文科省にとっては,地域も職員もマスコミも信用できないという悲劇的な事実が根底にあるってことじゃないの?


学力調査の結果の心配のほかに,地域住民が信用できないなんて,
ヤダ,終わっちゃってるじゃん。

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今度はTIMSS・・・・いろいろあるなあ

国際数学・理科教育動向調査:日本、理数学力下げ止まり 小中3科目改善
 国際教育到達度評価学会(IEA)は、07年に実施した国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)の結果を公表した。日本は、中2理科の平均点が554点(3位)で前回03年調査の552点(6位)を上回るなど、実施4科目の平均点はすべて前回以上(中2数学は同点)だった。小4では「勉強が楽しい」と答えた児童の割合が増え、学習意欲も改善傾向を示した。文部科学省は小中学生の理数の学力低下に歯止めがかかったとみている。

 調査には37カ国・地域の第4学年(日本は小4)約16万人と,50カ国・地域の第8学年(中2)約22万人が参加。日本からは計8799人が参加した。

 「勉強が楽しい」と答えた小4の割合は,理科が87%(前回比6ポイント増)で国際平均の83%を上回った。算数も国際平均には10ポイント及ばないものの,70%で前回より5ポイント増えた。

 一方、中2は,「数学が楽しい」が1ポイント増の40%,「理科が楽しい」が前回と同じ59%で、国際平均をそれぞれ27,19ポイント下回った。


なるほどね。PISAの次はTIMSSね。
その割には扱われ方が小さくて,新聞によっては1行も触れられていないのもあったな。
これを受けて,中日新聞では社説にもっと数理を楽しくしなきゃ,みたいなことが書いてあった。
さもありなん。
そういえば先日の福田誠治さんは,やる気のない生徒に,なんとか知識を教え込んでそこそこのレベルに押し上げている日本の教育のすごさとかいう話をしてらしたっけ。

指導要領が変わるってまだ移行期間にも入っていないし,
理科に付け加わる教材だってまだ整っていないし,
授業時数だってまだ増えていないし,
なにも始まっていないのに,「歯止め」がかかるのなら
何も大騒ぎして指導要領変える必要はなかったんじゃないの?
授業時数確保は厳しく言われるようになったから
少しは時数も確保されたと思うけど,
ちょっと不思議に思った。

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裾野が広い方が山は高くなると思うんだけど

昔から母たちにお願いをしていることがあります。

子どもを学校と部活だけで終わらせないで,いろんなものを見せてください。

できるだけ一緒に,お天気の話,ニュースの話題などを話してください。


「先生,自分の部屋へ行っても,ちっとも勉強していないんです」というお母さんには,
差し支えなければ,居間へ来させて,お母さんの目の届く所で勉強させてみて,お母さんもその時間はテレビを消して,読書でもしませんか?
と答えています。

PISAの問題でもそうですが,教科書の中のことを全部暗記しても,それが実生活と結びつかないと,生きた知識になりません。
私は,その決め手は,一見しょーもない雑学の知識や,生活の一般知識に有るように思うのです。

いろんな知識をたくさん持つには,好奇心がないとダメだし知的な刺激をたくさん受ける必要があります。

ということは,周りにいる大人たちも,昨日のテレビの話題だけでなく,幅広くいろいろなことを知っていないといけないことになります。

賢い子どもを育てるには,周りも新聞や本を読み,周りのことに好奇心を持って,いろいろなことを吸収していかないといけないのではないかと思います。

砂で山を作るのとは違うでしょうが,土台が広い方が高いものが立ちます。
知識の幅が広い方が,高い学力を支えられるということはないのでしょうか。

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なんか釈然としないんだよなぁ 2

去年から,学力調査がらみで学力向上が最前面に出され,
それまでの「新しい学力感」だの「生きる力」だのはどこかへ吹っ飛んでいって影も形も見えなくなっているのだけれど,
今日はこの本でフィンランドの教育を参考に,今の日本の教育について述べられている福田誠治さんのお話を聞きに行く機会があった。



とても楽しい語りで,2時間笑いっぱなしだったのだけれど,
この前からの釈然としない思いになんだかとてもマッチする内容だった。

教務主任には再三「踊らされるのはイヤ」と訴えていたのだが,
世間全体かマスコミか,PTAか校長か,うちの自治体の教育長かわからないけれど
どうも表面上の学力調査の通過率上昇にこだわり,
それも短期決戦で効果を上げようと躍起になりすぎていないか?

今日のお話でも,6年間持ち上がりという小学校の担任の先生に,
ちょっと前にかぶれたシュタイナー学校の8年間持ち上がりの話が重なり,
長いスパンでじっくり子どもの成長を見守るってことを思い出した。
シュタイナーの子どもたちも高い学力で,自分の人生をつかみ取ってしっかり歩んでいくと聞く。

ねぇ,やっぱりもう少し先を見て,「どんな人間になってほしいか」「どんな人生を歩んで欲しいか」一面的じゃない見方で子どもを見つめ直してみないかなあ。
あんまり点数にこだわりすぎると,そうでなくても諸悪の根源じゃないかと思っている中学校が,ますます息苦しい空間になってしまって
子どもがもっと病んでいくような気がするんだけど。

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もっとみっともなくもがいてほしい

金曜,土曜と
英検の2次試験があるというので,生徒たちが練習に来ていた。

「どんな問題がでるの?」

との質問に,2次試験の仕組みと問題の流れを説明。
実際にカードを使って,体験してみる。
そうはいっても,過去問である。
同じ問題は決してでない。

「先生,どんな問題が出るの?」

だからね,何が出るかはわかんないんだって・・・・。

「え〜〜〜,じゃあ,練習したって無駄じゃん」

そんなわけじゃないでしょう。
流れを飲み込んでいるだけで,ずいぶん違うはず。

そして,今日が本番。

5つの質問の中で,たった一つの単語がわからないために
その問題まるごと落としてしまう子が続出した。

ほんの1カ所の躓きで,思考がすべて停止ししまうらしい。

ほかに言い換えはできなかったものかね。と後で教師の間では話題になっていたが,いやぁ,そこまでもがく子は珍しいだろうと
ちょっとあきらめムードであった。
いや,でもね,もうちょっと何とかならないかってもがいて,
たとえ見当外れでもなにかを作り出す意気込みって大事なんじゃないかと思うよ。
案外,そういうもがきの中から思考力って育ってくるんじゃないのかな。

もっともがけ。もっと苦しめ。
本気で困れば,何かいい知恵が出てくるかもしれない。

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よくわからなくなってきた−学力調査

学力調査を受けて,学校での学力向上策をまとめて提出しなければならない。
締め切りが迫っているので,ない頭を絞りつつ,ウンウンうなっていたら,今日はまた新しい資料が追加になった。

文科省が各学校ごとに,テストの点やら意識調査のポイントやらを変形レーダーチャートに表した表とその表の見方,対策の立て方の事例集である。
なるほどきれいな表だし,わかりやすいし,
19年度とくらべて,
あれ?うちって,悪くないじゃん。

あんなに悪い悪いと言われた学年。
よくここまできたなぁと
ちょっと生徒も教師も褒めたい気分になってしまった。

それにしても,資料遅すぎるって。

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学力調査の結果公表

鳥取県ではついに学校ごとの平均点(通過率の平均)が公表されてしまったのだけれど,どうなるのかなあというのはこれからを見るしかない。

すずめの学校でも保護者に対して説明の予定はあるが,
今の子どもたちって,度数分布とってみると,上位層がそこそこいて,
下位層がけっこういて,平均点の周りにはあまり人がいないっていうのが定番。
だから,平均点っていうのはゴーストみたいなもので,その内訳をよく見てみないとあんまり意味がない。

わかりにくいかもしれないが,この調査で戻ってくるものは,問題ごとの通過率,つまり,誰が何問正解したかじゃなくて,どの問題に何人が正解したかと,正解数ごとの人数である。
各校では,問題ごとの正解者数から,自分の学校の生徒がどの方面の問題が苦手で,だから,これからどうすればいいのかを考えるのである。
たとえば,国語において,書く力はイマイチだが,読む力はかなりあるとか,数学で図形の応用はどうも苦手だが,基礎的計算力はある,とか。
で,33問(これで満点)正解者も少なくはないが,5問以下の人もかなりいるからどうしよう ってようなことを考えるのである。

もちろん,それを並べれば,自校が県よりいいか悪いか,国より正解率が高いか低いかなんてことも比べないわけにはいかないのだが,平均というゴーストをもちだして,はい終わりという,なんかセンセーショナルになりそうなところのみを新聞に載せちゃうというのがどうもなぁと思うのである。

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タグ:学力調査

試験問題作成

試験問題を作らなければいけない。
すずめは融通がきかないので,前の年の問題とか,ほかの人の作った問題の焼き直しということができない。
1から自分で作る。
あまり突飛な問題じゃ生徒が困るだけだし,下位層の子が答えられないのも困るので,記号の問題やワークブックからの出題も混ぜるが,
基本的には私が解いてほしいと思う問題を出す。
試験で鍛えられる部分もあると思うので,問題の難易度は下げない。

結果,ここ3〜4年平均点は下がり続けている。
手ごたえも変わってきた。
昔はくっそ〜次こそは!とか,今度こそは○○点を取る!とかいった宣戦布告をしてくる生徒がそこここにいたが,今はそんな子はいない。
「すずめ先生の問題むずかしいから,次は易しくしてぇ」と甘ったれた声ですり寄ってくる子はいるが。
子ども全体が戦闘的ではなくなり,幼くなり,優しくなっている。

そうだ,この前のテストのとき,
次の時間に答え合わせをしようと思ったら,
「塾の先生に問題をあげたので,持っていません」って坊やがいたっけ。
その時は,塾の先生がほしいというなら,試験問題くらいきちんと揃えてあげるから,受験生の問題を取り上げるようなマネはやめてくださいって言いなさいといったけど,伝えたかなあ・・・・

さて,今回はどんな問題を出そう。

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学習が根付いていないと思うとき

で,前の記事で言いたかったことの続きなんですけど,
子どもたちの世界って偏狭で,教科書の中しかないんですよね。
ちょっと前に,オヨッと思ったのは,自然の家に連れて行って,夜に空を見上げた時,
教科書ではほぼ全員がわかっていた北斗七星が見つけられない。
あるんですよ。目の前に。
大き過ぎてわからないのです。夜空で,本物が。
当然,北極星もカシオペアも分からない。
参ったのは,天の川が見えるほどのきれいな夜空だったのに,
「先生,雲かなあ」
違うって,あれが天の川!英語でいえばMilky Wayなの!
ロマンも何もありゃしない。
この大きな大きな銀河系の中に,ちっちゃい地球があって,
そこから宇宙を覗いてるって,壮大なロマンは・・・・感じないよな。

どれだけ勉強して,知識がついたって,これじゃ知る楽しみなんて感じようがありません。

まあ,その片方で,
「先生,1mって60cmだよね」(は??時計じゃないんだけど)
なんてとんでもないのもいますし,
「石川県の隣は,東京でしょ,大阪でしょ」なんて,頭を抱えたくなるのもいて,中学生の基礎学力はどうなってるのよ!!といわれてもしかたがないのですけど,

なんか,学習しても根付いてないというか,
知識が知識として点でしか存在せず,生活に生かされてお互いに絡み合い,広がっていっていないというのを感じるわけです。

だから,この前の学力調査で,
「アブラナの種子が使われているもの」といわれても,サラダ油が答えられないんですね。

こんな勉強ってどこか間違っていると思いませんか?
でも,どうしたら結びつくのだろうって考えると,
授業だけじゃなくて,意識して大人の方が会話の中で結びつけてやらなきゃいけないと思うんですよ。
それは,でも,圧倒的に親が有利なんです。
生活のバリエーションは家庭の方があるにきまってますから
(最近そうじゃない家もあるけど)
授業と部活しかなかったら,子どもはどんどん勉強への興味なんて失っていくしかないのです。
面白くないんですから。
それをへぇ〜〜〜と思う瞬間があるから,知ることが楽しくなって,もっといろんなことに興味がわきます。
それで家に帰って,ケ−タイとゲームしかなかったら,
見るテレビがお笑いバラエティしかなかったら,
それで勉強への興味や学力が上に向くはずなんかないと思いませんか?


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タグ:学力向上

伝達って徹底しないもので

2年目になった全国一斉の学力調査だが,
去年から文科省があちこちで一生懸命(でもないかもしれないけど)
文書で,公報で,学力調査の目的について論じている。

○ 国が全国的な義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から各地域における児童生徒の学力・学習状況をきめ細かく把握・分析することにより、教育及び教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
○ 各教育委員会、学校等が全国的な状況との関係において自らの教育及び教育施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
○ 各学校が各児童生徒の学力や学習状況を把握し、児童生徒への教育指導や学習状況の改善等に役立てる。


いたずらに競争をあおるものではなく,自分の学校の生徒の傾向をつかみ,学力向上のための方策を編み出してほしいので,そのための悉皆調査なのだから,有効に使ってほしい。何も11歳と14歳における学校別,市町村別学力ランキングをしようとしているのではない。(たしかに,学力のランキング調査だけなら,無作為抽出5%でいいのだそうだ)
と私は理解しているのだが,数値を公表するしないに始まり,
結果だけがいいように利用されて,それに私たちが右往左往しているのが止まらないような気がしてならない。

いかに「伝達」がスルーされるものかということである。

蛇足だが,ランキングに地域性があり,家庭環境や地域の状況で,教師が毎年入れ替わっても,20年30年にわたって,ランキングが固定化していることを,中学校の教師なら誰しも経験から知っている。

知る権利だか何だかしらないが,そっとしておいてほしい部分や,
実はほじくり返すと,ほかのものまで出てきて収拾がつかなくなる部分まで,土足でひっくり返そうとしているような無神経さがたまらないのである。
もちろん,マスコミが騒ぐことで,たとえば大阪なんかの場合,万が一つにうまく転がれば,集金の未納率と学力との関連や,家庭状況との関係,そこで学校が子どもたちのためにできることが,それまで教師個人の個人負担だったものに行政の手が及ぶとか,学力不振児に公的な救いの手が差し伸べられるとか,そんなうまい具合に行けば,それも騒いだ意味があるのだろうが,単なる責任探しになってしまえば,せっかくの結果と,今までの努力が泡になって消えてしまう。

和田中の前校長が特別顧問だか何だかになって,大阪に乗り込むそうで,いろいろまた取りざたされているが,
少なくとも,現場を知っているし,そのまま生かせないだろうにしても,実績を上げてきた人である。どこかの学者が入るより,いいかもしれない。すでに大阪,兵庫の大学に対し,学生が補助的に学校で実習することを単位に認めるよう交渉し,いくつかの学校からOKをもらっている。学力不振にあえぎ,自分で勉強する習慣もなにも身についていない生徒に個別指導の手が差し伸べられる。実はこれはものすごく大きなことで,簡単に成績は上がらないにしても,いままで一斉に言われていることには集中できなくて,頭に入っていなかったことも,
ちょっとした手助けで頭に残るようになる。

この,一斉講義の最たるものが「伝達」なのであって,よほどこちらから注意をしていない限り,右から左に抜けていくのは子どもだけではない。

マスコミに踊らされ,煽られ,せっかくの70億を本当に無駄にしないために,せめて学校関係者ぐらいは結果を大事に使いたいと思う。
前にも書いたが,ほんとは中1か中2で結果がほしい)

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学力調査 結果発表の次の日は

昨日の新聞はどれを見てもこの記事だった。
去年に次いで,今年もトップだった秋田の事情と,
大阪で某知事が「民間なら減給もんだ」と怒ったとかいう話。

公立と国立,私立の差を載せてある新聞もあったが
小学校卒業時,あるいはもっと前に,選抜試験で優秀な子を取っていくのだから,それで私立や国立が公立より悪かったら
それこそ閉校,辞任問題だろう。
当たり前のものを比較しないでほしい。
能力別に分けたクラスで,発展クラスが基礎クラスを下回ったら・・・
恐ろしくて考えたくもない。
新聞といえど,メディアはそれ自体商売だから,数値を渡せば読者受けを考えてセンセーショナルに書こうとするのは仕方がない。
こちらが右往左往しないようにしておくことが必要である。

ちょっと引っかかったのは
「学力向上施策がいろいろたてられたが,教材の開発や設備の拡充など金のかかるものはほとんどなかった」みたいなことを書いてある新聞があったが,
毎年5〜10%ずつ減らされてくる教育予算の枠内で,
どうやって金のかかるものをするのかね??
できるだけ金のかからない教員の自助努力にかけるしかないってのが現状なんじゃないのかな?
世の中全部で叩いておいて,
金かけろはないと思うんだけど。

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あれから1年−学力調査

かしましかった去年から比べると,静かな1日だったが,学力調査の結果が返ってきた。
去年の新聞では都道府県別ランキング一挙公開ドーンなんてところもあったそうだが,今年はそこまでフィーバーしていないようである。
日本人ってつくづく冷めやすい国民なのかもしれない。

ともかく,

去年から今年にかけて,文科省はいろんな場面で悉皆調査の意義と利用の仕方を説明していたような気がする。
役人だけではなくて,大学の先生なんかからも,「そうじゃなくて」のような話を聞いた。

額面通りに理解すれば,確かに有用なんだろうと思うのだが,
それにしても,
私の学校一つをとっても,去年の3年生と,今年の3年生では
傾向も,成績も,気質もぜんぜん違う。
今の3年生の学力をなんとかしようと思うならば,
3年生の後半じゃなくて,2年生の時に結果がほしい。
もしくは,小学校6年生の時の結果を中学校に送るべきだ。
時間の使い方が間違っている。

到達度ランキングにならないためにも,
それからの巻きなおしがきく時点で行えばいいのにと思う。

来年の調査の日程を考えても,
最初4月の第4週と言っていたが,曜日の並びの関係で,
今頃になって急に第3週に日程が変更になった。
第4週を見込んで学校行事を立てていた学校は大騒ぎになった。
文科省は「学校行事が重なるなら,その学校で日程をずらしてもいい」と回答してきたが,
地教委は頑として学校の要求を突っぱねた。

今朝の新聞には,結果の公表が掲載されていたが,
その中には私たち現場のスタッフが知らない(知らされていない)数値までしっかり出ていた。

どうも,地方の教育委員会が対応を間違っているんじゃないかと思われてしょうがない。

悉皆調査はその学校その学校の特性をより明らかにして
現場の教員が対策を立てるためのものだと聞いた。
ランキングにして公表してしまえば,学校選択のできる地域では
序列化が起こるのは必至である。
序列化が目的ではないと言っている文科省の意向と違うことをやっているのは委員会なのだ。

どうも,解せない。

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タグ:学力調査

なんか違うんだよな

まぁ,知能テストでさえ練習問題があって,事前にやっておくとIQが上がというのだから,とにかく何でも小手先でなんとかしようとしてしまうところが日本人にはあるらしい。

学力調査だPISA型読解力だと世の中はたいへんにかしましいのだが,
委員会は当然のことながら学力向上策を打ち出せと言ってくる。
ところがどうも,それが,テストの点の底上げなんだな。
でもって,学力調査の練習問題プリントなんてものもあったりなんかする。

そんな表面上のことで点数上げて,そりゃグラフに書いたら全国より良くなって,優越感に浸れるかもしれないし
委員会に提出する結果資料でも,
「うちはいい結果でしたよ」ってだせるかもしれない。
つぶれたとはいえ,どこかの自治体だったら,予算配分もかわるかもしれない。

でもね,それってホントに「学力」上がってるの?
これまで6年間,文科省が必死にいい訳(?)がましく示していた新しい学力,真の学力,生きる力(知恵と置き換えてもいいと思う)が伸びてるの?
単に練習問題で上がった点なんて,何の意味もないことぐらいわかってると思うんだけど。
それほどまでに点数がほしい?

学力向上じゃなくて,点数の底上げじゃん。
しかも,表面上の。

そんな報告で,ほんとに恥ずかしくないのか?
子どもに学力保障してるっていえるの?
順位があがれば,それだけでいいわけ?

なんか,違う

子どもたちにはこんな時,いつも言うんです。
「ほんとにそれでいいの?あなたの良心の声を聞きなさい。それであなた自身に恥じることはない?」
今はそんな報告を出せという人たちと,それに満足する人たちに言いたい。
なんか違っていませんか?
大事なことを忘れているような気がするんですけど。

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お騒がせ学力調査

今頃なに?と思われるかもしれませんが,お騒がせの学力調査です。
4月の第4週と決まっていたのですが,来年は第4週がGW直前になるため,それでは遅すぎるだろうと,1週間前倒しされたのです。
学校現場は再びひっくり返りました。
4月に組んであった学校行事がまたぶつかるからです。
文科省は学校行事とぶつかる場合は予備日に調査を実施してもいいと通達を出していますが
そこはお役所の体質,自治体はウンとは言いません。
どんな大きな学校行事でも,ずらせといいます。

だいたい,第4週と明言しておきながら,いきなり変えられては現場が混乱するのは当たり前で,たった2年や3年で「例外的」措置を講じなきゃいけない予定なんて,どこが考えられてるのよ!と文句の一つも言いたくなろうってものです。

そして,相変わらず
まだ結果が来ないのですが,市の教委は夏休み中に学校としての課題と学力向上のための対策を提出せよといいます。
なんでもらっていない結果から考察できるわけ?

そういえば,以前,何だったかの成果について書けと言われたときに,
事実を書こうと思っても,時期的なこともあって限度があるから
「こうあればいいなあ」ってことを書くんだと言われたことがありました。
だって,あのときは,確かその年4月に始まった取組の成果と考察を6月に書けって言われたのです。
1年計画のものを,はじまって2か月で結果考察なんか書けるわけがないといったら,そう言われました。
役所ってそんなものなんですか?
書きましたが,ほんとかな??って不安でしょうがありませんでした。

夏休み本番です。猛暑でした。
学校の中にいるだけで,蒸し器に入れられている気分でした。
暑い空気で息ができなくなってくるのです。
明日から保護者懇談です。
暑い中保護者も大変です。
エアコンの効いた家を出て,暑い中学校まで出向き,
あっつい教室に座って,担任からわが子の悪いところ指摘されたら,
それこそ血圧の一つもあがって,中には変身しちゃう親もいるかもしれません。

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わが子が本当に可愛いなら

子どもというものは,意識するしないにかかわらず
親の期待にこたえようとする。

最近の中学生たちに,1年生でいろいろ問題を起こす子が多くいる。
いわゆる中1ギャップと呼ばれるものなのであるが,
数多ある原因の中に,「自分を受け入れられない」というのがある。
小学校時代よくできるといわれる子に多くみられる。
重症になると,学校にもこれなくなる。


小学校のテストは,できることを感じさせるテストであるため,
短い範囲で,問題を解かせる。平均点85とか,90とかのテストをしている。
ところが,中学校の定期テストは,2〜3ヶ月に1度しかないため,まず範囲が広い。平均点も,60〜65点のテストがほとんどである。
当然であるが,100点なんて取れない。
子どもたちは,それなりに,中学校とはこんなもんだと自分の中に折り合いをつけるのであるが,
時々,これがつけられない子がいる。
彼らは,100点を取れない自分を許すことができず,不登校になったり,リストカットしたりする子が出てくる。
子どもによっては,その時点でぐれたり,あれたりしてくる。

親たちは,どんな秀才を夢見ているのか知らないが,
こんなはずではなかったと子どものお尻を叩く。
私はいつも不思議に思うのだが,この親たちは,中学校時代,そんな素晴らしい成績をとり続けていたのだろうか・・・・?

今年の1年生には,テストの成績が悪くて,親に口をきいてもらえなくなった子がいた。


しかし,こんなテストの点数ごときで,学校にも出てこられなくなるなんて,あんまり精神的に弱すぎると思わないか?
これくらいでへこんでしまっては,
これからほぞを噛むような経験や,煮え湯を飲む思いをしなければならないのに,これではとても耐えられるとは思えないのである。
だからといって,その子の人生,まったくの順風満帆で80年いけるわけがない。
中学校の教員なんか,せいぜい3年の付き合いだが,親はその子と一生かかわっていく。
もう少し考えて,小さい頃から,少しはガマンしたり,耐えたりすることを学ばなければいけないのではないかと思う。
ペットと同じかわいがり方じゃ,その子に力なんてつかない。
そんな,かわいがり方を間違えた,子どもが最近多すぎる。

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学力の低下は止まらないのか

冬休みに入るが,どうにも頭の痛いことがある。
今年の冬休みは曜日の並びの関係で,ちょっとばかり短い
しかも,1月に入ると,5日,6日なんて,もう普通の土日なので
実質1日〜4日が冬休みということになる。
正月からのリカバリーはどうだろう。

しかし,今年はまた,新たなショックだった。
手を替え品を替え,いろいろやるのだが,底辺の子どもの成績は落ちるばかり。
しかも,テスト前といっても相変わらず1分も勉強しない。
テストの点が悪くても,ショックも長続きしないばかりか
「どうせ悪いし,いいや」に流れている子も少なくない。

【学力の2極化に対抗する】

【詰め込み,教え込みは善か悪か】

の中でも書いたとおり,まったく手をこまねいていたわけではない。
しかし,結果は・・・・

不思議だ。
これまでも授業をしてきて,1分も勉強しない子はいたが
ここまで点数はひどくなかった。
私の授業には,予習はいらない。
授業中にはかなりのインパクトと,しょーもない話で
重点だけは叩き込んできた。
授業さえなんとかついてきていれば,それなりの点数は取らせてきたし,
すずめの英語は面白い授業のはずだった。

それが崩れてきているのだ。
今までのやり方が通用しないくらい,
子どもの脳味噌がどうにかなってきたのか
それとも私の焼きが回ったのか。
どっちにしても恐ろしいことである。

新たな策を練らなければならない。
授業の中身を検証し,修行にこっとり費やす時間など
今の教員にはないのがつらいところだ。
お上は,「研修の必要性」などほざきながら
教員をロボットのように働かせる。

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学力調査の諸費用

授業へらしすぎたって「後悔」しているそうだけど
今更後悔されたんじゃ,今の学校教育どうすればいいの?って感じで,
振りまわされているのを感じます。

現行の指導要領は,確かにやりにくい点がいくつもありました。
ゆとり教育の示す,新しい学力は
なんだか納得できないものでした。

今回は,どうなりますやら
って,指導要領の話じゃなかった

77億でしたね。

今年,文科省は教員を増やす概算要求を出すんです。
たぶん通らないけど。
今,不正にまみれてる公務員たちのとばっちりは
必ず「無駄遣いだ」にくるし,
そうじゃなくても苦しい国民は
公務員に甘い顔なんかしたくないのは当たり前の話。

77億もあったら,年収500万の教師(雇用側の負担は年収の2倍と見て)
77億で700人以上の人材投与ができますよね。
都道府県あたり,15人の増員です。
それだけじゃ焼け石に水かもしれませんが,
あのくだらない調査よりはましだと思いますね。

ところで,今,去年からの成果と課題って文書がきて,
何か書かなきゃいけないんですけど
はじめからわかっていたことを証明しただけの学力調査において
いったい,何を成果とし,どんな課題を見つければいいのでしょうか

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学力調査ときめ細かな指導の怪しい関係

今日は片付けしながら,新聞に目を通していました。
木曜日の新聞は,7紙とも,見事なくらい学力調査の記事で,
それぞれに違ったまとめ方をし,全部読んでると,頭が狂いそうです。

中に1紙だけ,文科省が習熟度別少人数と点数の関係だけは黙秘して語らなかったという記事を書いているところがありました。
ふ〜〜ん

かつて,きめ細かな指導にともなう加配の教員は
TTまたは少人数指導のためと言われました。
私の教科では,話し合った結果,習熟度別に分けるよりも,成績のいい子がよくない子とペアを組んで教える方が効果があると考え,
また,一人が授業を展開し,一人が補助に当たる方が生徒指導的にもいいとして,TTを選択しました。
子どもたちにとって,質問したり,さりげなく補助に回ったりできて,サポートになったことに加え,
違う教員の授業を見ることは,この年になっても,新しい刺激で,
数多くの学びがあり,1年経ったときには,一皮むけた思いがしました。
生徒のためのプロジェクトなんですから,教員がベネフィットを得てはいけないのかもしれませんが
私には,教員の力量が上がり,生徒指導的にも意味があり,お互いがカバーしあえるTTは夢のシステムに思えました。

ところが,しばらくすると,教委はTTを認めなくなりました。
加配は習熟度別少人数でと条件がついたのです。
確かに,TTは名前だけでほかに流用してしまう学校も多く,
チェックが難しかったかもしれません。
でも,教委は「TTはもう終わった。少人数は効果が認められている」の一点張りで
TTを認めず,すべてを少人数加配にしたのです。

しかも,少人数にあたるのは,ほとんどが講師で
少人数で週21コマ以上という(現在は18コマ)縛りがかけられたので
講師は授業が21に選択と総合で,23〜24コマ/週28コマという
空き時間なんか一個もないようなとんでもない条件で通年講師をしているのです。

で,少人数加配と学力調査の因果関係をしゃべらないってことは
そういうことなんですね。

潔くないぞ!文科省!

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またまた学力調査

学力調査の順位になんの意味があるのかって記事を書いたら
いろいろ書いてくださった方がいらして
ありがとうございました

もっとみなさんがどんな風に感じていらっしゃるのかなって聞いてみたかったりするんですけど。
順位の公表って意味あるんでしょうか?
1日限定で新聞の1面がすべて学力調査。
扱いはばらばらでしたが
都道府県ごとに表になって一挙掲載のところから
分析結果だけのところまでありました。
私は一挙掲載なんてえげつないだけだと思ったんですけどね

今日はこれから,教務主任と,保護者向け説明会の打ち合わせしてきます。
ほんとに何しゃべろう・・・・
今年の3年生は小学校の時から,そこそこ「いい」って言われてきた学年で,
全国よりも県よりも,市よりも,結果だけならずっといい。
でも,生活調査によれば,家に帰って,宿題も,予習も,復習すら
全国レベルよりも5ポイントから10ポイント下。当然,家庭学習もしていない。
生活の中で,「自分で決める」ポイントも下。
じゃあ,どうしているのかというと
ガリガリしごくタイプの進学塾ではなく,授業の補充的な塾に通い,
時間の管理は親にしてもらっているという結果。
教頭曰く,「生徒が立派なんじゃなくて,親が立派やってほめとけば?」

なんか,すっきりしないんですよね。

新聞なんか,「やっぱり朝ご飯を食べて,学校の決まりを守る子が成績もいいようで」って
おまえは再生会議の回し者か?って言いたくなる。
生活習慣のきちんとしている子のほうが成績がいい傾向にあるのは当たり前の話なんで
なにをでかい見出しつけて毎回同じこと言うてんねん!って
で,それは,親が親の仕事をきちんとして,子どもに気を配っているっていうことの証明なんで
朝ご飯食べれば成績がよくなるなんて
そんな単純な構図じゃないことぐらい,考えなくてもわかるだろうに。

あ〜あ書いてるときりがない

行ってきます

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学力調査って,無意味かも

で,全国学力調査の結果を,分析してなんとかするようにってお達しが来て
保護者向けに何らかのコメントをしなきゃいけなくて
なにしゃべろうって頭抱えながら,いろんなものを見ていました。

ただね,
たとえば,全国の平均より都道府県がよくたって悪くたって,
中学生がセンター試験受けるわけじゃないんだから
ほかの都道府県の結果なんて,全くと言っていいほど関係ないわけで
県内の公立高校受けるときだって,ほかの県からの受験生なんてないんだから
自分の県がトップでも,ビリでも,実は大して変わりがないんですね。
ましてや,県の成績がいくらよくたって,本人の成績が変わるわけでなし。

もっと言うなら,学区で区切られてしまえば,
その学区の中の人間としか勝負しないわけなんで,
県のほかの部分がどうでも,実はどうでもいい。
ってことは,あんなに大騒ぎしている全国学力調査といえど,当の中学生には
あんまり関係がない話になってくるわけです。

じゃ,何のための順位公表?
もうマスコミの自己満足としか言いようがありません。
あんまりおどらせんといてほしいなあ。
そうじゃなくても,親って過敏なんだから

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タグ:学力調査

全国学力調査結果

全国学力調査の結果が出たって,昨日から騒々しいことです。
結果は発表するとか,しないとか,うるさいことでしたけど,朝からテレビでしっかりやってるし,
新聞にも一挙掲載。

ほんとに傾向をみるだけなら,5年に1回ぐらいで良さそうなものなのに
来年からも悉皆調査は続いて,
今年でこれだけすっぱ抜きのような報道があるのなら
来年からだって,ひどくなっても,収まることはあるまい。

今頃どこかの教育長が隣の県に負けたって,指導主事呼んで対策を求めているんじゃないかな。
競争が全く不要だなんて言うつもりはさらさらないけれど
過度の競争と,プレッシャーの掛け合いは違う問題を生むし
その結果どこかの学校で,また不正が行われたんじゃ本末転倒でしょ。

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学力の2極化に対抗する

今日はちょっとまじめに書きます(っていつもはどうなんじゃい?)

授業中の生徒の稼働率を上げることが今年の私の目標です。

最近,笑っていられないくらい,生徒の学力の2極化が進んでいます。
英語なんて,もっとも面倒くさい教科の一つですから
もう,単語を憶えるなんて,やってられないわけで
単語のテストだろうが,定期テストでさえ,家庭学習の時間は0
どころか,授業だって,教科書さえ開いていれば,何となく時間が過ぎていくわけで
寝たり,しゃべったりしなければ,もう安穏としたボケタイムなわけです。
それじゃ脳細胞だって,萎縮して,考えることすらできなくなりそう。

そのせいか,最近,単語のリストを渡しても,1回予備テストをしても
全く同じ問題でも点数のとれない子が出てきました。

これはもう,日本人の存亡に関わる問題です。
ぼけーっとしていたら,原始のころなら淘汰されてしまっていたであろう人間がちゃんと生きて,再生産にたどり着くわけですから
種としては,どんどん質が悪くなるわけで,
そのうち日本は衰退して滅びるんじゃないかということに真剣に悩んでしまうわけです。

グループ学習と連帯責任

で,授業なんですけど
人間って,自分のためと思うと,つい,「まあ,いいや」になってしまいますが
誰かのためと言うことになると,「仕方ないなあ」とやってしまいます。
じゃあ,思いっきり勉強しないヤツも,仲間の点数を下げてしまうってことになると,
ちょっと焦るんじゃないかと。
いえいえ,邪道といわれようが,なんと言われようが
「じゃあ,アンタ,この子に教科書広げさせて1時間起きていられるような授業やってごらんよ」といいたいわけで,黒板に3行書いて,振り返ったら寝てるかしゃべってるヤツに
勉強をさせるっていうのは,そんな簡単な技じゃすみませんし,
目標としては低いかもしれませんが,
とにかく,寝かすもんか!絶対ノートだけは書かせてやる!というのが私なりのグループ学習に込めた怨念なんです。

みなさんのところは,2極化の問題を抱えていませんか?
それにはどう対処していますか?

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簡単に「学力向上」って言うけどさ

夏休みを前に,区切りのいいところで,生徒の意識調査をしました。
授業はたのしいですか?
授業でもっとどんな勉強をやりたいと思いますか?
英語を勉強したいと思いますか?などなど

どんな結果が出るかなあと思っていたのですが,
約8割の生徒がどちらかといえば楽しいまでに入っています。
その中には,「先生の話す英語があまり理解できない」人も含まれています。
半分以上の生徒が,「英語の勉強は大切である」と答えています。

全体として数字だけみていれば,そんなものです。

でも,問題は,これもまた当たり前ですが

点数が3割に満たない子のほとんどが

先生は何を言っているのかわからないし,
英語の勉強なんてやりたくもないし
授業は難しくてついて行けないし,面白くも何ともない。
英語でもっと勉強したいことなんかない。


と言ってるわけなんですね。
まあ,だから悪いんでしょうけど。

今年になってガビ〜ンと来ているのは,
去年,毎時間英単語のテストをして,毎日練習したのに
1年生の単語もケロリンとすべて忘れている。
試しに,15問ほどの英単語のリストをあらかじめ見せておいて,
10分間憶える時間を取って,
それから全く同じ単語の問題を解かせても,満点どころか,5点も取れない生徒がうじゃうじゃいるのです。

記憶装置が機能不全??

中学生の頃って,何でも憶えてて,余計なことまで憶えてるもんじゃないですか?
そこまで憶えられないってことは,
生理的に機能不全なのか,心理的に拒否しているのか。
どちらにしても,一筋縄ではいかないことはよくわかる。

しかも,面子を見れば,ほぼ例外なく,英語だけが悪いんじゃないのです。

ということは,英語を拒否しているのではなく,
学習全般を拒否している。
そこの学力を上げるには・・・・。

しかしなあ,14年間かかって育ってきた学習拒否がそんなに簡単に打破できるとは思えないし。
間違いなく彼らの脳細胞は,娯楽と刺激以外に反応しようがないくらい,カチンコチンに硬化しているに違いない。肝硬変ならぬ脳硬変。
脂肪肝ならぬ刺激脳だ。ヤバイって。

今,これを読んで,「また大げさな」と思っている人も
寸分違わぬ単語テストを繰り返し,4回目でやっと5/20点とっても,5回目で何故か3点に下がったり,
2年生になっても,毎時間尋ねている“How are you?”に答えられなかったり,小学校の時から唱えている曜日の名前がわからないという筋金入りの学習拒否症候群の人たちをみれば,
それが捨ててはおけない問題だと思うでしょう。
それが,自分の家の子どもだったりすると,かなり不安になると思うのですが。

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やっぱりこうなった。人間の弱さかね

足立区立の小学校、

障害児童3人の成績を集計除外


7月8日3時5分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070707-00000016-yom-soci

 東京都足立区教育委員会が昨年4月に実施した独自の学力テストで、区立小学校の1校が、障害のある児童3人の成績を、保護者の了解を得ないまま集計から除外していたことが7日わかった。

 また、前年度の問題を校長らが再現し、テスト前に児童に繰り返し練習させていたことなども判明。区教委では、今年度実施された全国学力テストを含め、同様の問題がなかったか区内の全小中学校を対象に調査する方針。

 同区教委によると、区独自の学力テストは、全区立小中学校を対象に2005年度から本格的に実施。昨年は4月25日に区内の小学校で一斉に行われた。問題があった小学校でも、1年生を除く全児童が国語と算数のテストを受けたが、情緒障害などがあり、特別支援教育学級に通っていた6年生3人の答案については、保護者の了解を得ず、採点しなかった。


この学校でしたっけ?校長の指示で(こういうのを差し金っていうんか?)指さし(間違っている答えを指さしてそれとなく生徒に教える)してたの。
も〜,こうなると救いようがないですね。で,70以上ある足立区の小学校の中位からトップになったっていうんでしょ?
トップってわかってるって事は,どこかで結果を公表してるってことで,来年の生徒集め用にPRしようとしたのだと思いますけど,
これほっといちゃ,来年から全部の学校に広がりますよね。
可哀想ですけど,校長さんには辞めて頂かないと,示しがつかない。
文科省と,足立区の教育委員会はどうするんでしょう。
かばってる場合じゃないでしょ。あんた。

さらに言うなら,これって完全に人権問題でしょ。障害を持ってる子の答案を採点からはずすって。これこそ親も怒らなきゃダメですよ。
「うちの子がそんなにジャマなんか!!!」って。

だから言わんこっちゃないって感じなんですけど,
氷山の一角に間違いないので,徹底的にやらないと,来年からの学力調査は単なるランキング争いになっちゃいますよ。40年前の学力テストと同じように。

しかも,足立区っていうのが,皮肉なことに,11月だったか,「学力調査の結果に応じて予算配分を行う」なんて発表して,そこら中から叩かれて,即座に「やっぱり学力調査の低かったところに手当をすることにする」って180度発表をかえたところじゃなかったですか?
きっと,公式発表は変わっても,内部の圧力っていうか,ランキング戦への校長会のこだわりが強かったんじゃないですか。
そのうち首くくる人も出てくるかもしれませんよ。そうなったら,文科省はなんて言うんでしょうかね。

まったく,力に弱い人間の性を露呈するような事件で,気持ちも暗くなります。
もうちょっと明るいこと,ないかな。

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全国一斉学力調査当日 懸念は傾向と対策

まあ,いいんです。
とにかく終わりました。

マークシートを上手に塗れない子がいるのも
考えずにバランス感覚でマークしている子も
途中でやめてぼーっとしているうちに眠りに入る子も
シートをちぎることすらできなくて破ってしまう子も
とにかくみんな終わりました。

あのこらえ性のない面倒くさがりの坊やたちに
国語2時間,数学2時間です。
イヤにならない方が不思議ですよね。
普通の授業だって2時間連続じゃ,後の方は疲れてくるのに
試験が2時間連続で,国語が終わったと思ったら,
次は数学のダブルヘッダーですからね。
むしろ,よく頑張ったと言ってやりたいです。





今年は初めてでしたから,まだのんきです。

来年から,平均点より上だったの,下だったの,
前年より何ポイント上がったの,下がったの
どこどこの問題の通過率が低かったから,そこが上向くための方策を考えよ。だの

今だって,市はかなり厳しくて,
学校毎の課題と対策をまとめて提出し,
来年3月までには,学校毎の弱点克服対策を盛り込んだ年間指導計画を作成して提出しなければなりません。

そればっかりで締め付けられたら,
私だって何人かに言うかもしれません。

「あなたね,無理してこなくていいのよ(あなたが来ない方が学校としての成績は上がるのだから)」( )内は心の声

はぁ〜,これってほんとに意味があると思いますか?

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全国一斉学力調査の隠れた心配

いよいよ問題の全国一斉学力調査です。
会議室に問題が山積みになり,数えましたよ5時間分×6クラス

子どもたちには成績と関係ないと言わなくてはいけないのですが
最近の子どもたち。
教育が悪いのか躾が悪いのか
考え方を変えれば,無駄がないというか,ドライというか

成績に関係ないことに一生懸命になる必要はない

と割り切って
難しいと思った瞬間,書かない。
「わからない」と思ったら手を出さない。
面倒くさいから,記号と単語は答えるけれど,文章で答える問題は最初から手を出さない。

まあ,PISAなんかも,多分,それで記述式のところには手を出さない生徒も多いんじゃないかと思うのです。
とにかく

考える=面倒くさい→やらない

男の子に多いです。

で,結局脅してしまうのです。

これは,高校に行くときの参考資料にします。

なんか,違ってるよなあってわかっているのですけどね。

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タグ:学力調査

全国一斉学力調査なるもの

4月に3年生対象で全国一斉学力テストがあるということは,もうどうしようもないことだけれど,次から次に,やれ,そのための練習だの,プリントだの,なんだか訳のわからないものが次々と学校に送られてきている。そんなものに税金使うくらいなら,地デジ対応のテレビ更新してくれ〜〜って言いたい気持ちもなきにしもあらずだけれど,そこはぐっとこらえて。

あの学力テストは,まあ,学校現場できちんと教えているかどうかを確かめたいのか,全国の学校を序列化したいのか,その辺はわからないけれど,45年前の(もう50年か??)学力テストの再来にならなければいいと願うばかりです。(これについては前にも書いた

でも,その予兆として,市の学力調査における各校の問題点を洗い出し,学力向上のための手だてを書いて出せと,委員会がいってきていますし,来年までには国の指導要領に加筆強化した,各校の指導要領を作れと宣っておりますから,締め付けはキツくなるばかりです。今年は,さらに,すべてのクラス,すべての教科の実施時数を数えよ。と気の遠くなるような要求をしてきています。(従来,年間の授業総時数と,抽出サンプルとして各学年1組の教科毎実施時数を報告していた)10クラスもある学校でどうやって今から数えろっていうのでしょう?総時数1000時間にも上る授業時数,途中で教師が休んだりしたら,入れ替えて,カバーしたり,試験前で授業のやりとりして進度合わせたり,いろんな細かな事が起きているというのに。

今まででも,私の住む自治体にも,中学3年生対象に「一斉テスト」があって,高校進学の際の目安にしているものがあります。市内一斉に同じ問題を同じ時間割で取り組むもので,各校から教員が当番制で委員会を作り,問題作成にあたっています。
この時,中学校によって,何故か,やはり学力差が出るのです。
しかも,それは,地域によってもう20年以上も固定化しているのです。
教員は異動しますから,教員の差ではない,何か。
一部の教員にしか,はっきりした数値はつかめていませんから,順位までは一般教員にはわかりませんが,市の平均よりどれくらい上だったか,下だったかは,職員会で知らされます。
その年,その年で小さな変動はありますし,職員は一喜一憂するわけですが,それでお給料が変わったりはしませんし,だいたい,例年の順位に大差はありませんので,ま,結局誰が教えても大差はないということになります。

今は,これが外部に出ていないため,学校選択の要素として確定はしておらず,単なる風評の域をでませんから,親たちもそこまでは意識せず,校舎や雰囲気,部活を見て選んでいるようですが,順位がもし,ベネッセから塾に出回ったら・・・・そんな恐ろしいこと,想像もしたくありませんよね。
(私の学校は古いので,トイレがボロいといわれました。そんなこと言われても・・・・雨漏りや校舎の傷みは仕方ないですよ。耐震工事に予算取られて,改修が入らないんだから)

やると決まったものに文句は言えないのですが,安倍さんのもとで,これが第二の英国にならないことを願うばかりです。
タグ:学力調査
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