どこが「大いなる陰謀」なのか疑問だけど

どこまでも軽いノリのすずめなので
ついていけるかどうか,不安だったが
昔からなんとなく切れ者を演じるメリル・ストリープと
これまた昔は美形で(ブラッド・ピットが若い日のレッドフォードによく似ていると思うのは私だけ?)今は渋い監督さんになったロバート・レッドフォードにトム・クルーズがどう絡むのかを見たくて久々の映画に行った。

「57歳」と解雇通告をちらつかされて
それでもジャーナリストの良心を捨てきれないメリル・ストリープが
熱い女を熱演してて,
だんだん年を感じ始めているすずめは妙に思い入れてしまって
アーリントン墓地(戦没者が眠る)の横を通りながら
複雑な表情を見せるメリルに,わけもなくじーん。

で,これまたアメリカの理想を地で行くようなロバート・レッドフォードが
裕福で冷めた学生に説教するのだが,どうにも空回って
自分の昔やら,他の学生やらを引き合いに出しながらも
手ごたえが感じられず,時間ばかりが過ぎていくってのは
私自身が無気力な生徒にああでもないこうでもないと
いろいろ説教するのだが,のらりくらりとかわされる,まさにそのものだったわけで
これも他人事とは思えないシーン。

しかも,そこに引き合いに出される学生って言うのが
野心満々のトム・クルーズが仕組んだ
「どこがテロとの戦いやねん」と思わず突っ込みたくなるような
やらせの戦略(すずめには事情がわかんないから,あれはわざと敵の真ん中にヘリを落とさせて,攻撃させておいて吹っ飛ばすという作戦だと思った)の,いってみればエサになった兵士。
授業料が払えないから,志願して,帰還兵になれば授業料払わなくていいって悲しい事情を抱えてて,
優秀でも金のない奴はカスで,その一人や二人,死んでも痛くもかゆくもないってことを,公然と言う奴が大統領に大手をかけ
いい大学を出れば,一生涯金には困らないという裕福な白人たちが
のんべんだらりんと日常を過ごしている。

これって日本もそのままじゃん

原題は「子羊のためのライオン」って,どうも無能な上層部とその下の勇猛果敢な兵士たちという意味らしいのだが,
ライオンはいなくても,子羊以下の日本の上層部と
金にあかしてそれを「勝ち」だとほざく富裕層と
非正規労働者たちの苦しみが
日本をそのまま投影しているようで,悲しくも腹立たしくもなった1本でした。
重いよ。

結局日本もアメリカも,
一部の富裕層が,貧困層の犠牲の上に,
私利私欲を優先させて国益を吸い取ってる
と,ちょっと怒りモードになっちゃった映画でした。
読み取りの浅さは勘弁ください。

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ありがとうございました
この記事へのコメント
日教組の何が?何処が?悪いかにきずかぬ鈍感さが
最大の悪。
自分達の権利ばかり主張して、自国日本を貶め辱めようとする日教組など、この国には不要です。
Posted by グー at 2008年04月30日 13:08
私は平均的…だと思う家庭に生まれました
しかし、格差社会が悪いことばかりとは思いません
確かに悪い点も有るでしょうが
全員平等にしようとすると…北朝鮮や旧ソ連のように共産主義にしなければならない上に
実際共産主義になったらなったで格差は発生してるみたいですので

ただ、格差は認めつつ
その差を小さくする方向には進めてもらいたいと思います…って言っても一市民の私には何もできないので様子を見ることしかできないのですが

優秀でもお金の無い人はカス…ですか
「学問の進め」も過去の物になりつつあるのでしょうか
Posted by フォルクス at 2008年05月03日 19:03
> フォルクスさん
一億総中流と言われた中にも格差はありました。
まったくの平等なんてありえません。
でも,日本には飢え死にする人がいないと言われ,
理想的日本型社会主義と言われた時代をぶち壊してまで,
アメリカ型の極端な格差を生み出すことに何の益があるのでしょうか。
(というのは日本のことですから,おいといて)
程よい競争と,どこから出発しても成功できる可能性と,
貧富の差によってゆがめられたりしない,能力に応じたチャンスが否定されちゃ,夢のない世界にしかならないじゃないですか。
夢のある世界を作りたいものです。
Posted by すずめ at 2008年05月06日 01:45
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