エイズかもしれないなんて

毒入り給食で思い出した話がある。
もう10年以上も前のことだが,あのあと,本気で子どもたちにAIDSを語り始めたような気がする。

AIDSなんて遠い話だと思っていた。
普通に生活していれば,かかるはずのない病気。
だから,学んでいても人ごとだし,もしかしたら,偏見もあったかもしれない。
これを読んでいるみなさんも,おそらく同じように考えているだろう。
自分には関係ない病気
もしAIDSになったという人が身近にいたら,
あなたはその人の感染経路に疑問を持つに違いない。
怪我で輸血したりしていなければ,普通に生活している中で感染するのは注射針か患者との性交渉しかないだろう。
医者でもしていて,事故があったというのでもなければ,可能性はほぼ一つだ。

そのAIDSがいきなり身に降りかかってきたことがあった。

もちろん,誰かといい仲になったわけではない。
血液製剤である。
その昔,1980年代,HIVウィルスに汚染された血液製剤が世の中に広く出回ったことがあった。
ちょうどその当時出産を経験した私は,お産の時出血が止まらず,止血剤を打たれたのであった。
まだ意識が朦朧としている中,看護婦さんが事務的に「出血が止まりませんので,お薬が出ました」と耳元で言って,瞬間ブスリと針が刺さった。
自分では何が起こったのかそのときはわからなかったが
オムツのようなパッドを不気味な赤に染めていた出血がその後少しずつ少なくなっていった。
そんな記憶はそのうち忘れ去られて約10年が過ぎた。

ある時いきなり新聞に
お産の時の止血剤などに使われていた血液成分にHIVウィルスが混入していて,それによってAIDS発症の可能性があるという記事がでた。
それって,あれ??
一瞬目の前がすぅっと暗くなった。
私が・・・・AIDS?  うそでしょ?

私の意思ではない,責任でもない,それでもAIDSになることがあるんだ。
麻薬も注射の回し打ちも,AIDS患者との接触もなくても,こんなところから感染するなんて,あり得ないと思った。

まあ,結果的に白だったわけで,今でもHIV−のはずだが,
あのときの恐怖と一瞬の絶望は今でも忘れることができない。

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ありがとうございました
タグ:AIDS
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