夏休みはヒマだという幻想

確かに何年も前なら,それも否定しない。
終業式から始業式まで,ほとんど顔も見ない人もいたし,
毎年海外旅行に行く人もいた。

しかし,それは昔の話である。

子どもにしたって,2学期制の導入にともない,夏休みは「学期末」の休みではなくなり,「学びの継続」なんて聞こえのいい言葉でがんじがらめにされつつある。
強制参加ではないといいつつ,「サマースクール」という名目で
いろいろと学校へ出てくる用事をつくり,その実施数やら参加者数なんてものを教委に報告しなければならない。
やりません!なんてことは通らない仕組みになっている。
そして,教委はそれを,いくつの学校でどんなサマースクールがひらかれ,生徒がどれだけ参加しているかなんてことを自慢らしげに新聞発表することになっている。

夏休みを当てにして,いろいろな賞も企画される。
いずれも夏休みに研究したり,試験を受けたりして,
その結果で賞が当たることになる。
学校から推薦という形ではなく,個人で応募するので,
早いうちから教育熱心な家庭の子どもは
「先生,応募はまだですか?」なんて聞きに来たりする。
とても学校を忘れて,自然体験を!なんて夏休みではない。

教師はもっとである。
研修は夏休みにどさっとかたまることになっているし,その中には校務分掌に当たっている人が必ず行かなければいけないものもある。
部活だって,真っ盛りだ。
上位大会は県大会,ブロック大会,全国大会と3つ。
それに強化合宿だの,合同練習会だのが入ると,それこそ,8月いっぱい学校には1日も来ないような人も出てくる。

3年生だと,高校の体験入学がオンパレードなので,
まさかほっとくわけにもいかず,あちこち見て回ると,これがまた結構あるのだ。ざっと15や20はある。
それに保護者懇談と家庭訪問がある。
どう考えたって,1日一つじゃ埋まらないわけで,午前中はあれ,午後からはこれ,とスケジュールが埋まってくる。

今年はこれに職員会議&研修会が4つ,教科部会が一つ。
夜もPTAと合同で夜回りパトロールが入る。

来年からは全員ではないが,免許更新の講座が何日か入ってくる。
全部で30時間なので,どう頑張っても1週間まるまる,それだけで埋まるだろう。

なにが苦しいかというと,
通常の学校なら,突発的に年休ってこともあるが,夏休みなんかだと,何をしていてもたいてい一人なので,
絶対に何があっても,休むってことができないのだ。

とまあ,書いてみたのは,
「いいわね,先生は。40日もお休みがあるんでしょ。」
だの,
「教員は夏休み暇なんだから,予定は全部夏休みにいれてしまえ」
だのが幻想だってことをちょっと分かってもらいたかっただけである。
失礼しました。

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ありがとうございました
タグ:夏休み
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