現役おばちゃん教師 日教組の何が悪いのよ!! > <% archive.createstamp | date_format("%Y 年%m 月")%>


続・よのなか科はとにかく考える

昨日書いた「よのなか科」について。
東京の公立中学校和田中学校の校長さんが提唱している取り組みなのですが,

藤原和博さんがおっしゃるには,世の中のすべてをネタに
中学生に考えさせます。
生徒は「正解」を導くことには慣れているけれど,正解なんてないものもたくさんあって,世の中では最大多数の合意である「納得解」が機能することが多いのです。
だから,いろいろ考えて,人の意見も聞いて,自分で答えを出さなきゃいけない。

確かに3ヶ月もすると,「考える脳」ができてきて,授業中だけでも考えるようになります。
いろんなシリーズがありますが,私は「中学生は大人か子どもか」から始まる,5回ほどのシリーズがけっこう気に入っています。

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もう一押しって,嬉しいんですけど。。。。

びみょ〜な未来を生きるための試み

去年の夏,東京の和田中学校で校長を務める藤原和博さんが
「よのなか科」の取り組みをひっさげて全国キャラバンを行いました。
各校から一人参加せよとのお達しに,めずらしもん好きのおばちゃんはのこのこ出かけていったのです。

その授業の中に,時給と年収を考える時間があります。
アルバイトの時給が800円ぐらいでしょうか。

高校生たちはお小遣い程度を稼いで,
それでいいいやって思ってしまいます。
人に使われるのも面倒だし,今の日本のサラリーマンの,
完全にワーク・ライフ・バランスの崩れてしまった生活をみていたら,そう思うのは当然だと思います。
好きなときに働いて,お金が貯まったら旅行でも行けば,
こんなお気楽な生活ってありませんものね。

時給は約170倍で月収になるそうです。
800円だと,13万ってところでしょうか。
高校生には大きなお金ですが,アルバイトには定期昇給はありませんから,30歳になってもそのまんま。
ボーナスもありませんから,年収だと200万を切ります。
これでは家庭を持つにはちょっと足りません。
つまり,好きなように生きているフリーターは
今はいいけれど,将来は極貧の生活が待っていることになります。
でも,中学生にそう言っても,ピンときませんから,説得力はありません。

そこで,もう2段階ほど,思考に段階を踏ませます。

まずは自分にどれくらいのお金がかかっているかを知ります。
1ヶ月の生活費,お小遣い,教育費,学校教育のために行政が支払っているお金・・・・
これを子どもたちに実際のデータを与えながら,計算させます。
決して答えを先に教えるのではなく,一緒にデータをひもときながら計算させるのがコツです。
これが,なんと,ざっと見積もって21万ほどになります。

「どう?授業中寝てても,掃除さぼっても,怒られても何しても月20万。高いと思う?安いと思う?」

ぐうたらな生徒はまず間違いなく,つぶやきます。

「オレ,そんなに価値あるとは思えない」

「20万の価値ないって?でも,親と行政は,アンタたちの未来に,それくらいの価値があるって先行投資してるわけよ。文句も言わずにね」
たいていの生徒は黙ってしまいます。
が,この時に20万という金額が強烈にインプットされるらしく,
この後,大人になって,どれくらいの生活をしたいかと問うと,ほぼ7割以上の生徒が,

「月20万くらいは稼ぎたい」

と答えるのです。
多分,金額はピンと来なくても,自分の現在の生活を維持するには,月20万ぐらいは必要と感じるのでしょう。
いい判断だと思いませんか?

それから,さっきの時給と月収の話をします。
時給の所では,アルバイトの800円から,事務職員の駆け出しで1000円ぐらい,高名なコンサルタントクラスだと,50000円ぐらいになるかもしれないという話をします。
オマケに教師は2200円ぐらいという話をすると,
たいていの生徒が,「思ったより安いな」といいます。
「安月給だと思うか?でも,生徒のために一生懸命働いているんだぞ」月収の計算をしながら,生徒は気がつきます。

「フリーターじゃ食えないじゃん」
そこで生涯賃金に話を持って行きます。

「そうだね。貧乏だね。一生だとどれくらい差が出るかわかるかな」
なんと,一流企業の正社員の生涯賃金は2億〜3億。アルバイトなら5000万。
その差は1億5000万から2億ぐらいになってしまうのです。
「うぇ〜,やっぱ勤めんと暮らせん」
「もうちょっとマトモに生活せんといかんなあ」
「親に申し訳なくなってきた」


もちろん,1週間もすると,元のぐうたら生徒に戻るのですが,ひとつの潜在意識として,「フリーターじゃ食えん」というのが残ると思うのです。
いえ,残らなければ,何度でも手を変え,品を変え,やるだけですが。

まだ歴史の浅い試みですが,少しは平和ボケした生徒に現実を教えることになるのではないかと思い,今日もアイディアを練り続けます。

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「出世」って何?

<高校生意欲調査>「出世意欲」、日本は断トツ最下位  4月24日21時57分配信 毎日新聞

日本の高校生は米中韓の高校生よりも「出世意欲」が低いことが、財団法人「日本青少年研究所」の「高校生の意欲に関する調査―日米中韓の比較」で分かった。「将来就きたい職業」では、公務員を選んだ高校生が日本では99年調査より約22ポイントも減少するなど、米中韓に比べ、明確な目標を持てない日本の高校生の実情が浮かんだ。
 「偉くなりたいか」という問いに、「強くそう思う」と答えた高校生は中国34.4%▽韓国22.9%▽米国22.3%に対して、日本はわずか8.0%。卒業後の進路への考えを一つ選ぶ質問では、「国内の一流大学に進学したい」を選択した生徒は、他の3国が37.8〜24.7%だったのに対し、日本は20.4%にとどまった。
 また、将来就きたい職業(複数回答)では、日本は99年調査よりも弁護士や裁判官、大学教授、研究者の割合が低下。特に、公務員は前回の31・7%から大幅減となる9.2%だった。逆に「分からない」を選んだ生徒が6.2ポイント増の9.9%になった。
 千石理事長は「食べることに困らなくなり、今の高校生は『偉くなりたい』という意欲がなくなってきている。また、(従来『出世』と考えられてきた)職業に魅力や権威がなくなっている」と分析している。【高山純二】


だからどうなんだ??
「出世」ってなにね?昔は「末は博士か大臣か」っていう言葉もあったし,文面からは官僚を目指すのが出世意欲だととらえている感じもする。
でもね,学歴社会が崩れたっていわれて,一流大学を出るだけじゃいいことはないよ。って見せられて,今の子どもは育ってるんだから,一流大学目指す率が減るのは当然でしょ。

ゆとり教育だって,一流大学を目指すだけが幸せの道じゃないってところから始まったと見せて,今頃これじゃん。
政府が国民をだましてたってわかるよね。

学歴社会は崩れた,という幻想のもとで,
庶民の子はそこそこのところで満足してなさい。エリートの子どもだけが,隠れて一流大学を目指し,将来は偉くなって君たちを手足のように使うから。って。

なんか,どこか無理があるんだよね。今の世の中。
そう思うのって私だけじゃないと思うよ。

ま,それも日教組にかぶれた,くだらない教師の戯言ってあざ笑う人がいるでしょ。

それこそ政府が日教組つぶしに国民に見せてるイリュージョン。

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これが教員の不祥事になるということは。。。。

「地獄へ直行」教諭を処分せず  神奈川県川崎市教委

川崎市立長沢中(麻生区)の男性教諭が生徒の遅刻回数に応じ「地獄へ直行」などとランク分けして名前を張り出した問題で、同市教育委員会は男性教諭を処分しないことを決めた。生徒からは「先生を処分しないで」という内容の電子メールが寄せられたという。
 市教委によると、男性教諭は昨年9〜12月まで、生徒の遅刻回数を「イエローカード」から「地獄へ直行」まで五つにランク分けした紙を廊下に張り出し、ランクごとに生徒の名前を書いた付せんをつけた。


どこからこういう話が外に出るのかわからないけれど,
集団になって,ますます整わない行動を見せる中学生たちに対して,教師集団は褒めたり叱ったり,毎日奮闘しているのがどこの学校でも当たり前の光景だと思います。

おそらく親よりも長い時間を同じ空間で過ごし,
時には親以上の人間関係も築きながら,
その中では時にやんちゃな言葉も交えて指導するのが教師たち。

最近は「命」に対して,子どもたちがあまりにぞんざいになってきているので,教師も言葉には気を付けるようになってきていますが,何も知らない外部の人が,その場面だけ見れば,体罰だと思うケースも少なくないでしょう。
それでも,よくよく見ていれば,叱られた後の子どもが頭をかきながら,スッキリしている様子が見えるはずです。

子どもがまっとうな大人になるためには,叱られることは絶対に必要です。
草木だって,剪定のハサミのひとつも入れてやらないと,枝振りのいいものにはならないのに,人間が甘やかされるだけでマトモになるハズがないと私は思っています。

必要な指導を入れられていない生徒は,後が可哀想です。
自分が正しいと思ってしまっていますから,
間違いを認められないし,叱られたり,文句を言われたりしたときに,正しく対処することができないからです。

お母さんたちには,学級開きの時に必ず言います。
「叱られて泣いて帰る時もあると思いますが,私は泣かすつもりでいます。中学校までが,ごめんなさいで事が収まる限界ですから,ここで謝り方をしっかり勉強してもらいます。これはある意味教科の勉強より大切な事だと思います。何があったかについてはきちんと説明しますし,決して子どもに悪いようにはしませんので,信用して任せて下さい。」
しかり方にはコツがあると思っていますが,いまのところ,これでクレームが来たことはありません。

保護者の方も,学校を敵にするのではなくて,もう少し余裕を持って見ていただけないものかと思います。
そこで教師に謝らせても,子どもの遅刻は治りませんし,
図々しい子どもの場合だと,教師に自分が勝ったように思いこんで,ますます遅刻などヘとも思わなくなってしまうでしょう。

それが,後になって子どものためになることなのかどうか,
考えればわかると思います。

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全国一斉学力調査当日 懸念は傾向と対策

まあ,いいんです。
とにかく終わりました。

マークシートを上手に塗れない子がいるのも
考えずにバランス感覚でマークしている子も
途中でやめてぼーっとしているうちに眠りに入る子も
シートをちぎることすらできなくて破ってしまう子も
とにかくみんな終わりました。

あのこらえ性のない面倒くさがりの坊やたちに
国語2時間,数学2時間です。
イヤにならない方が不思議ですよね。
普通の授業だって2時間連続じゃ,後の方は疲れてくるのに
試験が2時間連続で,国語が終わったと思ったら,
次は数学のダブルヘッダーですからね。
むしろ,よく頑張ったと言ってやりたいです。





今年は初めてでしたから,まだのんきです。

来年から,平均点より上だったの,下だったの,
前年より何ポイント上がったの,下がったの
どこどこの問題の通過率が低かったから,そこが上向くための方策を考えよ。だの

今だって,市はかなり厳しくて,
学校毎の課題と対策をまとめて提出し,
来年3月までには,学校毎の弱点克服対策を盛り込んだ年間指導計画を作成して提出しなければなりません。

そればっかりで締め付けられたら,
私だって何人かに言うかもしれません。

「あなたね,無理してこなくていいのよ(あなたが来ない方が学校としての成績は上がるのだから)」( )内は心の声

はぁ〜,これってほんとに意味があると思いますか?

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全国一斉学力調査の隠れた心配

いよいよ問題の全国一斉学力調査です。
会議室に問題が山積みになり,数えましたよ5時間分×6クラス

子どもたちには成績と関係ないと言わなくてはいけないのですが
最近の子どもたち。
教育が悪いのか躾が悪いのか
考え方を変えれば,無駄がないというか,ドライというか

成績に関係ないことに一生懸命になる必要はない

と割り切って
難しいと思った瞬間,書かない。
「わからない」と思ったら手を出さない。
面倒くさいから,記号と単語は答えるけれど,文章で答える問題は最初から手を出さない。

まあ,PISAなんかも,多分,それで記述式のところには手を出さない生徒も多いんじゃないかと思うのです。
とにかく

考える=面倒くさい→やらない

男の子に多いです。

で,結局脅してしまうのです。

これは,高校に行くときの参考資料にします。

なんか,違ってるよなあってわかっているのですけどね。

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タグ:学力調査

選挙に行かないという教育問題

統一地方選挙の後半戦投票日
ここでも市議会選挙の投票日です。
これから選挙に行ってきます。

投票率は乱立模様もあって,少し上がるのではないかと見られていますが,
今日はあまり天気も良くないし,期待はできません。
7割8割という時代から考えれば,5割そこそこという情けない投票率。
これで選ばれたって,ほんとに民意を反映しているとは言えないでしょう。
行政がすることに,マスコミは騒ぎ,不安を駆り立て,
反対を叫ぶ勢力はあっても機能せず
結果的に日本はヘンな方向に向かおうとしています。

こんな日本人を誰が育てたのか,って
今の50歳以下の日本人の教育に問題がなかったはずがないのです。
だからって,安倍さんがこの前も失敗したように
「自虐的な歴史」を見直し,「愛国心」を煽ったからといって
投票率が上がって,国民が政治に関心を持つとは思えませんし,
むしろ,安倍さんたちは逆に,もっと「お国のために」尽くせる
(こんなに文句も言わず,クーデターもなく,苦労なしにいろんなことやってるくせに,まだなにをしようというのかなあ)
国民を作ろうとしているとしか思えないんですけどね。

で,そんなこといいたいんじゃなくて,
今の40歳から20歳くらいまでの人たちのころは
多かれ少なかれ学校が荒れて,
誰もが,問題をどう収拾するかにかかりはてていたように思います。
その中で,おとなしい一般生徒たちは,火の粉が降りかからないようにじっとおとなしくしていましたし,
一部の生徒指導教師(体育会系で,体格もいい人が多い)が恐怖と腕力で君臨していた学校もあります。
私のような非力な教師は,なかなか生徒とその場での勝負ができなくて,
「お前のような教師が蟻の一穴を作るんや!」と同僚から非難されたものでした。
私が生徒をねじ伏せて言うことを聞かせられないから,生徒が乱れる元になる。というのです。
非力な教師たちは,じっと閉じこもるか,自分なりの解決方法を身につけるしか,生き残る道はありませんでした。

生徒たちがおとなしくなり,問題が見えない部分に潜って病的になり,ツッパリくんたちがなりを潜めた後,
学校には「どうせ何やっても変わらんし」といった退廃ムードが残ったように思います。
それは,反抗勢力としての生徒を,教師が長い間かかって去勢し続けた成果でもあり,
家庭で子どもが王様に君臨し,親を家臣にしてしまった結果でもあります。

私の原点が日教組にあるのは,私の原点となる先輩教師が,生まれついての革命家だったからでしょう。
私自身,公務員ですから,むちゃくちゃ反抗するわけでも,校長と対立するわけでもありませんが,
生徒たちに言い続けるのは
「教師の手先になるな」「信念は貫け」「やるまえからあきらめるな」ということですし,
私自身もYESマンになる気はさらさらありません。
教師が自分の信念持たなくて,どうして夢を語れるんだ?と思っています。

私のチェ・ゲバラとは,もう同じ職場で働くことはないでしょうが,熱い血は持ち続けたいと思っています。

久しぶりにとりとめもなく,思いを書いてしまいました。

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タグ:選挙 投票率

全国学力調査が3日後に・・・・

今日は土曜日で,部活の教師以外はそんなに多くはないハズでした。
年度初めのバタバタも一段落して授業が始まり,
修学旅行や春の遠足も終わっているのですから
そんなにせっぱ詰まってはいないはずなのです。

ひとつの原因は,

23,24に迫った国と県の学力調査

いよいよなんです。
このために教務主任は委員会に呼ばれて説明をうけ,
なんだか文字だらけのマニュアルが届きました。

学力調査用の検査用紙は,受け取ったら中身を点検するのですが,
クラス数なんか関係なしに
人数分だけまとめてドンと送付されてくるので
受け取った教師が数えて,クラスに分けます。

1,2,3,4.....って数えて分けるんです。
今時,原始的な話でしょ。
学校ってすべてが時代おくれ。
3クラスやそこらなら,まあ,120枚程度ですから
数えてもそんなものですが,
5クラス超えると,けっこう重労働。

それも,

なにもこんなにいい紙使わなくっても!!

っていうほど
厚みのあるいい紙使ってるんです。
わかる人にはわかると思いますが,80kgぐらいの紙。
もうちょっとでケント紙じゃん,って
たいてい,ドジなおばちゃんは,数えている途中で指を切る(爆)
ま,それはいいんですけど,

国の全国学力調査用紙が届いていない。

ウソかほんとかわかりませんが,
前日にならないと届かないとか,離島では,ジュラルミンケースに入っていて,解錠キーが前日まで届かないとか。
もし,不備があったらどうするのかなあ

かつて,市だったかの調査用紙が一クラス分足りなくて
大騒ぎした経験があるおばちゃんには
そこはかとない不安があります。

ったく,こんなに手間かけて,気を遣って,
それでタダ学校をランク付けして,
低迷する学校から順番に予算削減していこうとか
(実際それやろうとした区がありましたっけ)
出来の悪い教員の首,順番に切るって脅す手段にしかならないんだったら
おばちゃん,ほんとに暴れるからね!

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春の遠足

3年生が修学旅行にいってしまうので,2年生と1年生も遠足や研修に出かけることになっています。
昨今,授業時数確保ということで,ずいぶん行事が削られましたが,行事によって生徒の育つ部分も大きく,なんでも削ってしまうのは,私としては感心しません。

今日の遠足は,2年生の会長,副会長にとって,初の緊張の舞台です。
みんなの前にたってドキドキすることで成長する心があると信じていますので,会長,副会長には,特別ミッションの説明です。

教師に仕事をさせないで,自分たちで「できる」ことを見せる。
最終的には,自分たちで決まりを作り,自分たちで守ることができる,自立した集団になること。

みんなを整列させること,点呼することも,大人から見れば何でもないことなのですが,
初仕事の彼らにしてみれば,
「並んで〜」と叫んだって誰も動かず,うじゃうじゃしているだけのクラスメートに途方に暮れてしまうのです。

さらに,彼らには出発式と解散式の司会,忘れ物の点検,あいさつ,初注意といろいろな役目があります。
どこまでできるか,教師はできるだけ口を出さないで待っているわけです。
実際,最初は見ていられなかった「集合」も3回,4回目になると,教師が何も言わなくても時間を見て並べられるようになってきますし,会長同士が連携して,いっしょに並べ始めるという工夫もできてきます。

「移動するときには最後に忘れ物がないか見ておいで」

と言ってあっても,6人中4人はケロッと忘れて,中には

「先生,何を言われたか思い出せません!」
なんてのもいて,

「おまえが忘れもんじゃ!!!」となっていましたが

最後には解散場所の確認をして,報告に来ます。

「先生,忘れ物はありません!」

って,運動場の真ん中で解散してるのですから
忘れ物があるかないかぐらい,立っていればわかるってものなんですけど。。。。


がんばれ,がんばれ
今年こそはもう1ステップ
自律した集団をめざそう。


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学力向上で思い出した養老猛の話



昔から経験的に,勉強さえしていれば学力が上がるものではないと,教師たちは知っていたと思う。
持論としては,就学以前に親がどれだけの好奇心を満たし,学びの心に火を点け,知識の裾野を広げるかで学力は決まると思っていた。

バカといえば養老猛というほどに有名な「脳」の研究の第一人者である。
なにもそこまで言い切らなくても・・・・という気もするが,体をきちんと動かさないと脳だって発達しないというのはもっともとうなずける話である。

この本は,よりみちパン!セという思春期の子どもたち向けに書き下ろされたものなので,中学生でも読みこなせる分量と文章である。親も一緒に読んでみたらいいかと思う。
ただし,もう思春期にもなってしまうと,能力の獲得には,幼児期とは比べものにならない時間と労力がかかる。すでに手遅れになっているかもしれないのは仕方がないことだとわかっておかなくてはいけない。

学力向上,学力向上と世の中全体がけたたましいが,
小さい頃から,「勉強」だけさせて安心していても,それだけでは結局,結果は出ないと気持ちよく言い切ってくれる尊敬の1冊であった。



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学力向上って言われても,学校だけじゃ学力は上がらないのよ

いよいよ学校が本格始動を始め,こんなもん,いつどうやって決めろっていうの?ってくらいの年間計画の提出を求められ,
国を挙げての「学力向上」の大号令に,先行き不安のすずめです。

思えば,ゆとり教育が叫ばれていた頃,学力のとらえ方に関して,文科省主導で,なかなか一般には納得のいかない定義が作られていました。

大きな揺り戻しの流れの中で,そんな学力論はすっかりどこかへ吹っ飛んでしまい,いま,世の中は従来の点数至上主義に戻っています。誰もそれに異論を唱えるものもいないし,第一わかりやすいでしょ。点数って,はっきりしてて。

それで,学力向上のための施策がいろいろ取りざたされ,いろんな学校で,いろんな取り組みがなされるわけなんですね。

それには異論はないです。

学生は勉強すればいい。

でも,たとえば,陰山メソッドなんかを取り上げてみても,
「早寝,早起き,朝ご飯」なんて,学校でどうしろっていうの??って。家庭生活も学校でなんとかできるか?といわれると,ちょっと無理もあるんでないかな,と思うわけです。

かつて,教育長の嘆きの中に,「学校で朝ご飯を」っていうのがありました。朝食をきちんと摂るのがいいですよ,という話をしていたら,一人の保護者から,「それなら,学校で朝も食べさせて下さい」といわれて激怒していたのです。(それで教員に憤慨しても,何もならないと個人的には思うのだけど)

でも,「早寝,早起き,朝ご飯」の提唱は,間違いなく「給食で朝食も」の要求を起こします。それってなんか間違ってないか?と私も思うわけです。

去年の私のクラスには,子どもが「行ってきます」と家を出るときに,毎日ではなくても,母がまだ寝ていると答える生徒が約1割いました。その子たちは,朝,自分で起きて,その辺のパンをかじって,または夕べの残りを電子レンジでチンとして,食べて出てくるのです。

そんな家庭の親たちにしてみれば,学校で1日2食,子どもの食べるものを面倒見てくれれば,まさに願ったり叶ったりでしょう。不憫やな,とは思いますし,それとなく懇談の折に,「お子さんの朝食の様子なんかはどうですか?」と聞いたりして,注意を促すことはできますが,まさか,
「あんたね,子どもが自分で起きて,朝ご飯一人で食べるなんて,ありえん話や。それでも親か?せめて子どものご飯ぐらい,一緒に食べてやって,学校出かけてから,もう一回寝たらどうね!」
って言ってやりたいけど,言えないでしょう。

で,悶々とするわけです。



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多分一生忘れられない入学式です

事件は夕べから始まったのかもしれません。
9時頃だったでしょうか,携帯が鳴りました。
着信は教務主任。

はい
こんな時間に,ごめん。骨折した。

はぁ??また,なんで??

明日,無理かもしれんし,新任式の司会たのむ。入学式には間に合うと思う。
そんな,出てこれるん?

多分大丈夫やと思う。



でも,どう考えたって,骨折した人がそんな簡単に出てこられるとは思えず,その時何が一番心配だったかというと,


スーツが入るか?

期待通り,スーツはかなりパンパン
下手にくしゃみしたら,ホックが飛ぶかもしれないという,そこはかとない不安を感じながら登校してみると,案の定,教務主任は入院してしまって,入学式どころか,1週間は出てこられないらしい。

さて,それからが大変だった。

卒業式は,何回も打ち合わせを重ね,合同練習もして,
万全の準備をするが,入学式となると,相手が未だ見ぬ元小学生だということもあって,かなりぶっつけ本番のところがある。

それでも,あちこちと細かなすりあわせをして,さて,本番。
来賓が入場し,1年1組の先生の顔が見える。スタンバイOKらしい。よし,行け!

BGMにのって1年生が入場してきたまではよかった。
式は,何事もなくはじまった。。。。ように見えた。


一同,ご起立下さい。国歌斉唱!

し〜〜〜〜ん

なぜピアノが聞こえてこない?え?なぜ?
思わず目をやった先のピアノには,誰も座っていなかった。

うそ!?まさかの演奏拒否?

あ,っと気がついた職員が一人,伴奏者を捜しに行った。

一同,立ちつくすのみ・・・・

その時間の長かったこと。

なんでもない集会なら,バタバタ呼びに行ったり,大声で確認したりもできるのだけれど,まさか入学式でそれもできず,
まさか,私がおしゃべりで場を繋ぐなんて事も考えられるハズもなく
それでも,この場をどう説明しようかと私は無駄に言葉を探した。

結局,すみませんと頭を下げて,もう一度最初からやり直した。
焦ったせいもあって,いっぱいとちってしまって,
あとで,校長と教頭に「申し訳ありませんでした」と頭を下げに行ったとき,校長は,昔の自分の失敗談をだして,慰めてくれた。
ってことはよっぽどボロボロに見えたのだろう。
夢に見そうな入学式だった。

昔はともかく,今,ここの職場では,日の丸君が代に関しても,そこまでの反対闘争はしていない。
もちろん,歌いたくない人もいるし,特に韓国籍を持つ人の一部にとっては,鬼畜米英ならぬ,鬼畜日本である。
歌わなければ罰とか,まして生徒に歌わせなければ処分なんて,それは断じておかしいし,国歌たるもの,罰で歌わせるものではないと思うけれど,今日はまいった。

実際は,校歌披露に一生懸命になりすぎた音楽の教師が時間も忘れて,生徒の歌指導をしていて,遅れたのであって,悪気も何もなかったのだけれど,まぁ,まいりましたわ。


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時間割編成作業

4月の忙しさのひとつに,時間割の編成作業があります。
校内で選りすぐられた(?)時間割編成委員というのがこれにあたるわけなのですが,
指導要領改訂以来,中途半端な授業時数があらわれて,どうしても年度途中で時間割を組み替える必要が出てきます。
いままで年1回で良かった時間割を,夏休み中にもう一度後期の時間割を組むというふうに作業を増やしてくれました。

時間割も,昔と違って,パソコンを使って組みます。
ずいぶん変わったと思います。
ところが,このパソコンってヤツは,ほんとに血も涙もないヤツで,
平気で,たとえば,1の1の国語がすべて1限目だったり,
誰かの持ち時間で,月曜日が5連発授業のクセに,火曜日には授業が1個しかないなんて時間割を組むのです。
みんなで「パソコンってほんとは頭悪いんじゃない?」なんて文句言いながら修正していくのです。

国鉄のダイヤ改正でも,匠がいて,コンピュータよりも鋭く列車の時刻を入れ替えていきますが
時間割にも匠がいます。
ん,と時間割をにらむと問題の箇所のコマをスカスカと引っこ抜いていき,またスコスコと入れ替えていくのです。
私なんかは,どこをどう入れ替えたら,どうなるのかせいぜい2手先までしか読めませんが,
匠は5手6手先を読むことができます。
人間ってやっぱりすごいなって思います。



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4月・・・・は終わりと始めと,変化の月

1年間の組合役員(日教組の支部執行委員)が終わりました。
週2日,後半は選挙も絡んで週3日,仕事が終わると第2の職場に出向き,会議と業務とに明け暮れました。
いつもなら5時から片付ける仕事を全部放り出して組合に出かけていたのですから
当然仕事はどんどん溜まります。
土日はほとんどたまった仕事の処理に追われました。

準備の不十分な授業ほど惨めなものはありません。
少しは積み上げも財産もありますから,
新人さんほど時間はかかりませんが,
それでも4時間分の授業の準備には2時間や3時間はかかります。
クラスの子どもたちには,もっともっといろんな事ができただろうに
不十分な点が多々あったことは,とても申し訳なく思います。

一部の人は,日教組に対し,まるで悪の権化のようにいいます。
私はそれも,今の政府が,かつて国鉄の労組をつぶし,今,郵政をつぶし,日教組をつぶそうとしている組合つぶしのための情報操作にのせられているのだろうと思っています。
教組のなかにも,もちろんいろんな人がいますし,当然,思想的に偏っている人もいます。便宜的に教組に入ってはいるものの,決して行動を共にはしない共産党系の人たちもいます。
私の住む地域では,教組の組織率が85%を超えるので,
組合員でない人の方にむしろ変人さんが目立ちます。

そんな組合の執行業務も,やがて終わります。
先日,次の執行委員の人たちと引き継ぎが終わりました。

終わったということは,週2日の夕方の時間を取り戻したということで,
これで次の日の授業の準備をして帰れるし,
夕方からの映画にも行ける。
買い物をして帰ることもできるし,本屋さんへ行くこともできる。
そんな,あれもできる,これもできるの嬉しさと
安心して残業できるということは
どういうことになるのだろうという不安。
そして,教組の役員さんたちと話をすることもなくなるのだなあという寂しさのミックスは,なんとも不思議な味がします。

そしてさらに,
いろんな関係で,14年ぶりに学級担任をはずれ,
今年の私の目の前にあるのは,28コマ中23コマを占める,授業と部会
それにNIEを含む学校研究の推進
つまり,学力向上の責任者の仕事。
私が学習?

10年以上,生徒会の畑を歩き,生徒会担当教師の集まりの責任者もやり,ずっとイベント担当お祭り女を自認してきた私が
学力向上?
大丈夫なんかいな?と一番不安なのは,私本人。。。。

あ〜あ,明日はその研修会
スーツ着るの疲れるなあ


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タグ:研究 4月

新人さんは大変

2007年問題は教育現場にも無関係ではなく,
今年は例年に比べ,ずいぶんたくさんの新採がいます。

私が新採の頃は初任者研修といってもたいしたものではなく,
今でも憶えているのはスキー水泳ぐらいですが,
今年,時間割を組もうとして,はたと止まってしまいました。
初任者研修がキツイ

新人さんは,まず週に1回巡回指導員という名の退職校長が回ってきまして,

その人に2時間(1時間は指導案を書いて,1時間は指導案まで書かずに)授業を見てもらいます。

その授業の反省会がその日のうちにあって,もう1時間授業準備のために巡回指導員と打ち合わせをする時間があります。

つまり,巡回指導員が来る日は,

授業2時間+準備&整理の時間が3時間
が拘束時間になります。

その他にもう1日,
同じ学校の先輩教師(教科指導員といいます)の授業を1時間参観し,一緒に整理会をする日があります。

さらに,木曜日は

1日学校を空けて,校外で活動をする日
があります。

何をするのかというと,研修の日もありますし,今の震災の後なんかへボランティアに行く日もあるのだそうです。

だから,木曜日は授業を入れてはいけません。

となると,です。
1週間28コマの授業時数で,木曜日を空けて22コマに授業を入れます。当初持ち時間16コマで考えていたのですが,

巡回指導員の来る金曜日はもともと5コマに授業2コマ。

と,残りの月,火,水の17コマに14コマの授業を入れることになります。

え〜,1日1コマやっと空く。

学級担任ですから,必ず毎日の学習ノートを点検し,コメントを書く時間が1時間弱取られますから,

単純に計算すると,彼女は1週間,息つく暇もないほど授業と課題に追われることになります。

その他に当然,部活動と校務分掌が乗っかってきますから,
夏休み以前で息切れしないように,うまく助けてあげなきゃ,潰れてしまうかもしれません。

新採を甘やかす必要はないと思っていますが,
あんまり締めすぎてもよくないのではと思います。

ちなみに,私が今の時代の新採だったら,
絶対続いていないと思います。
昔で良かった。。。。

しかし,そこまで手をかけなきゃ教師も育たない時代になったのでしょうか。

そりゃ子どもに手がかかるはずやわ。

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新年度は職員会議と辞令交付で始まった

4月になりまして,新年度が始まりました。
学校の新年度スタートは,おそらく一般の方からみれば,奇異なものではないかと思います。
果てしない職員会に始まり,その年度のことをいっぺんに決めるわけですから,会議に始まり,会議に終わるわけです。

この,1年をリセットするというのは,私のような飽きっぽい人間には大変ありがたい制度です。
イヤなことも,煩わしかったことも,とりあえず1年で終わり,新しく物事を決めるわけで,
もちろん継続されることもありますが,
働く身にとっては1年ごとに職場が変わるようなものです。
学年所属も変わったりしますし,積んだものを崩しているわけですから気分は新鮮です。

今年は新任が一人いたので,彼女とその指導教員が辞令交付に行きました。
通常,転任の教員は,校長から辞令を受け取るので,辞令交付式なんてありません。
ちょっとちょっとと呼ばれるだけです。

今年は久々の新採がいたので,彼女のことをこれからまた書いていけるかと思います。
さて,今日は職員室の配置換え。
ホコリだらけになってきます。


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胡散臭い。新たなバッシングの始まりか

<社会意識調査>「悪い方向に」教育がトップ 内閣府発表3月31日19時31分配信 毎日新聞

内閣府は3月31日、社会意識に関する世論調査結果を発表した。現在の日本の状況について「悪い方向に向かっている」と思う分野を複数回答で聞いたところ、教育が前回(06年)から12.3ポイント増え36.1%となり、98年にこの質問を盛り込んで以来最高で、初のトップとなった。高校の履修不足問題や、相次ぐいじめ自殺などが影響したとみられる。医療・福祉31.9%、地域格差26.5%も10ポイント以上の増加で過去最高を記録した。


胡散臭い。だからなんなのさって言いたい。

悪くなったって何が?点数が落ちた?いじめ問題で不安が増加?未履修問題?

問題がないとは言いません。

学力が落ちている。家庭学習もしなくなっている。精神的に病んでいる子が多い。等々・・・・

でも,こんな漠然とした「悪い方向」なんて,何がどう悪いのかわかりませんよね。

次はその「悪い方向」を修正するために,また再生会議が偉そうにお墨付きを持って出てくるわけですか。

で,安倍さんの言う「美しい国」に向かってまた新たな極端な提言をまとめるわけですか。


道徳の次はなんでしょうね。修身ですか。教育勅語ですか。

いい加減にしてください。
マスコミは政府のプロパガンダメディアですか。
今の政府はナチスと同じ事をしようとしています。


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って一緒とちゃうんかい?なぁん,気のせいや
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