現役おばちゃん教師 日教組の何が悪いのよ!! > <% archive.createstamp | date_format("%Y 年%m 月")%>


安倍首相と愛国心と

君が代問題を考えたとき,代わるものはないか,と日教組が提案したのは「緑の山河」だったと聞いています。
私自身は,そんなもん,「君が代」でいいじゃん。と思っていたのですが,沖縄の人に会って,ちょっと考えが変わりました。

米兵に殺されたより,結果的に日本軍に殺された意識が強いと今でも考える人がいて,「君が代」を聞くと,涙が出てしまうというおばあちゃん。
いまでも,本土からの差別的な待遇を感じて,密かに独立を願う人たち。
彼らが頑なに守る沖縄の言葉は,彼らの魂でもあります。
同じ日本人であっても,彼らに「日の丸・君が代」は,忘れかけた憎しみを再び煽るキーワードでもあるらしい。

オリンピックで日の丸を見て,嬉しいと思う人たちと,過去に苛まれる人たち。
特に,何も感じない人たちは,もう少し己の傲慢さに思い至ったらどうなのか。

愛国心しかり。
自分の国が好きだから,汚さないようにしよう,文化を大切にしよう,この美しさを我が子にきちんと残していこう
祖国愛,郷土を愛する心ってそんなものなのではないのか?
有形無形の我が国のものに愛着を持ち,大切にしようとする,自発的なものではないのか。
国旗と国歌を前に,国の元首に忠誠を誓い,「お国のために」命を投げ出そうというのが愛国心なのか?
それを安倍さんは,数値で測れというのか?
何かが違っている。
常識的に考えれば,国を愛する心が戦いを呼ぶわけがない。
なぜなら,相手の人がその祖国を愛する気持ちがわかるからだ。

かつての太平洋戦争も,良識的な人は戦わない道を選ぼうと努力していた。
常に,国を滅ぼしかねない決定に走るのは,偏った愛国心を振りかざす直情型の男たちだった。
どこの国にもバカがいるというのは歴史が証明している。

私たちが戦争を憂い,教え子を戦場に送りたくないと願い,大切な人を人殺しにしたくないと願うのは,人として自然なことだと思う。

なんだか愛国心の定義が,ねじ曲げられているような気がしてならない。

君が代問題って微妙・・・・

君が代はねぇ。
東京の石原さんが躍起になりすぎているような気もするのですが,
国旗と国歌に対して敬意を払う云々と
押しつけ,強制に対して云々は違うように思いますし,
裁判でも,そのように判決が下されていたように思うのですが。

9月の裁判で,「強制は違憲」との判決があったとき,
その次の日の新聞の社説は面白かったです。
朝日新聞,その他が「判決は当然」との立場で,権力による『強制』は良くないと発表したのに対し,産経新聞,その他は「これでは公教育が成り立たない」と嘆きました。
私は,これは論点のすり替えだと思います。裁判所は,「日の丸・君が代」の是非について言及はしていません。『強制』に対して違憲の判決を下したのです。

今回,最高裁の判断は,もっと微妙です。校長の職務命令は,確かに絶対の威力を持っていますし,従わなければ,処分されるのはいたしかたないことです。
でも,そのジョーカーを校長がどこで切るか。

石原さんの都政では,今年は次々と職務命令が出され,次々と教員が処分されるのでしょう。
(それがみんな日教組の組合員かどうかは知りませんが)
「君が代・日の丸」に対する職務命令が,次はなんの職務命令になるのでしょう。
権力志向の校長が,見境なく出したりしなければよいのですが。
そして,自治体の長が,見境なく出させたりしなければよいのですが。

組合つぶしの意味は

この前からマスコミの日教組攻撃がひどいです。
現在の日教組は組織率も30%そこそこ。
勢力としては大きいですが,目の敵にしなければいけないものでもないように思います。
いじめの体質は日教組が道徳教育を怠っているから。
学力低下は日教組が真面目に教えていないから。
日教組が教師の権威を奪い,こんな乱れた世の中にした。
。。。。。などなど

まあ,確かに日教組の中にも,首をかしげたくなる人たちもいて,聞いてるだけで疲れてきちゃうこともあるのですけど,
どんな集団にも鷹もいれば,鳩もいるわけで,

こと,今の状況だけをとってみれば,いいようにマスコミに利用されているような気がしてならないわけです。

評論家たちに言わせれば,最近訳のわからない親が増えて,自分の子どもだけしか目に入らなくなってしまったのも,日教組の教師たちがかつて,その親たちを,そんな風に育てたからであって,やはり日教組の罪なのだそうです。

でもねぇ,そうやって,教師バッシングで,真面目な教師を壊していることは?
都合のいいように事実をねじ曲げてまで,マスコミが教師をたたくのは,その方が視聴率も購読率も上がるからではないのでしょうか。
政府が公務員,教員バッシングをやるのは,もう,スケープゴートでどこかに国民の怒りの矛先を向けておかないと,国民のエネルギーをかわしきれないのではないかなと思っています。

やめさせて欲しい教師も確かにいます。でも,大半の教師はとても真面目(私は真面目すぎると思う)で,資質も高いです。
仕事も熱心です。

批判ばかりする人たちは,本当に見に来て欲しいです。
立ち仕事が多く,その分流産も多いのが学校女性の教職員です。
クールビズでも,エリのないものは着ないようにと通達がだされ,今時35℃の冷房なんかないところでスーツを着ているのも学校という現場ならではです。
信じられない労働条件です。
ヒマだろう,といわれますが,私の勤務時間は平均12時間。休憩時間なんて取れませんから,1ヶ月に約80時間の時間外があることになります。その手当が月16,000円つきます。
ふざけるなっていいたいけれど,それが教員です。

前期日程試験

今は大学毎に日程もバラバラになってしまったけれど
昔は国立1期とか2期とかあったなあ(年がバレる)

今日は地元の国立大学の前期日程試験だった。
ちょっと前までと違い,大学は選ばなければ全員入学できる(ハズ)
つまり,これもまた,人気のあるところはより高く
そうでないところは地の底へ・・・・
なんてシビアな世の中なんだろう

だれでも入れるはずなのに
高校は大学入試に備えるあまり,未履修の泥沼

先日,職場で高校時代の話しになり,
社会と理科で何を習ったかが話題になった。
一人は1年で地学と生物,2年で物理,化学をやったと言い
一人は地学なんてやった憶えがないという。
どうやら未履修はン十年前からあったことらしい。

日本ただいま戦争中って認識のある人は?

教育基本法の次は憲法だと誰もが口にしながらも何故か緊張感のない日本。
教組の動員で,憲法9条を守る集会に出かけると,
なんだかえらくたくさんの団体が来ていることに驚かされる。
弁護士さんたちがよく出てくるのは,法律に明るい人たちが多いせいかなと,なんとなく納得はできるが,トラックの運転手さんの組合や私鉄バスにはビックリした。バスもトラックも,ほんとに戦争となったときには人や荷物の運搬用に戦地に連れて行かれるのだそうだ。
とても人ごとではないらしい。

しかし・・・・
ブッシュさんがイラクに派兵し,あそこはとっくに「イラク戦争」である。そこへアメリカ兵に協力するべく入っていっている人たちは,日本も含めて「戦争に参加」していることになる。
日本は立派に戦争に参加しているにもかかわらず,「平和活動」と呼ばれているのは憲法9条のおかげである。守られているのである。今,戦闘行為ができるように憲法を変えれば,その日から日本は戦争に巻き込まれる。

憲法を変えても,戦争にはならないと楽観的に考えている人たちは,何を根拠にそう考えるのだろう
タグ:憲法9条

エリートをつくれば全体の牽引力になると言うが

数年前に中国に行ったことがあります。
その時に案内についてくれた通訳の人が言っていたことです。

中国で今,先端を走っている人たちには若い人が圧倒的に多いです。
確かに文化大革命で学校が崩壊し,学歴のある人がいなくなりました。
今,中国を背負って立っているのは,文化大革命が終わった後に学校に入った若い人たちなのです。
彼らははっきり言いました。
全員の学力を上げる必要などないのです。私たちの場合,国民の1割が頑張ってくれれば,それで十分。
そうですね。国民の1割で余裕に1億3千万。
日本人全部の人口を超える数です。
日本が同じ事をすれば,1000万人しかいません。

日本の学校では,テストをしたときに点数のばらつきをみる度数分布表に新しい形ができています。
本来,度数分布は,正規分布といって,中央の平均点部分に人が集中する山型を描いていました。
学力に格差が出始め,点数が取れない子どもがドロップアウトしてくると,それがフタコブラクダ型といって,80点あたりと20点あたりに二つの山ができるようになりました。
今年,初めて,30点台から90点台まで人数がほとんど変わらないという,ビルのてっぺんのような,とても不思議な度数分布を見ました。
80点の山が下方にずれ,20点の山も崩れたこういう状態を,エアーズロック型というそうです。

エリートは仲間を引っ張ることなく,自分だけ私立の学校に移りました。
政府は,そんな子たちが将来の日本の牽引力になると信じているようですが,今までの所を見ると,彼らは日本の税金を払わなくてもいいように,半年を海外で暮らし,後の半年を日本で暮らし,日本のお金を吸い上げて外国に落とすようになっています。
政府の言う愛国心とは,もしかして,お金持ちになっても外国へ逃げたりせずに,日本に税金を払いなさいよということなのでしょうか??
タグ:エリート

給食費未納の親は・・・・

給食費の未納問題があちこちで言われるようになっています。
給食費未納って給食だけのように見えますが,たいていの学校ではワークブックや修学旅行の積み立てもみな一緒に集金しますので,給食費を払っていない親はたいていの場合,他のお金も払っていません。

それで外車を乗り回す親もまれにいますが,ほとんどは収入が少なく,苦しくて,給食だろうが何だろうが,集金の振り替えができない結果,未納になっています。
じゃあ,他のお金はどうなっているのかというと,ワークブックや教材のお金は結果的に業者さんにごめんなさいをしています。
修学旅行は,毎年「払っていないものは連れて行かなくていい」と豪語する人もいるのですが,「そんな可哀想な・・・」との温情派の意見で連れて行くことになります。おおかたの親は卒業までになんとか修学旅行のお金は払ってくれますが,これすら払わなくて,PTAのお金を取り崩したりするときもあります。

苦しくて払えない家の場合は,就学援助の要請をして,自治体に泣きつくことになります。
自治体が補助しても,親の口座に入れると,生活費に回ってしまうこともままあるので,学校長名義の口座に振り込んでもらいます。こうすると,給食費と修学旅行のお金ぐらいは自治体が払ってくれることになります。

学校としては,誰かが払ってくれれば,まあ,それで表面上は解決なのですが,それって,自治体の支出を,なんだか無駄なところで増やしているだけなんですよね。
多いところでは15%あまりの生徒が就学援助を受けているというデータもあります。
こんなことで自治体の首を絞めるようなことをして,格差がどんどん広がっているのですが,これがほんとに政策としてOKなのか,私はとても疑問です。

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もう一押しって,嬉しいんですけど。。。。

やっぱりな,お寒い日本。幻想はそろそろ捨てなきゃ。

もはや「教育大国」ではない日本。寂しい中学生。
ユニセフのイノチェンティ研究所が21の経済先進国の子どもや若者を取り巻く状況に関する報告書を発表しました。

 この中で研究所は,国民一人当たりのGDPと子どもの福祉には、必ずしも相関関係がないと指摘。6つの観点からのランクを総合指数化した数値で,英国は最下位。米国は下から2番目。1位はオランダ,2位はスウェーデンでした。

 6つの観点とは「物質的厚生」,「健康と安全(治安)」,「教育」,「友人や家族との関係」,「日常生活上のリスク」,そして「子どもや若者自身の『実感』」。英国は「物質的厚生」「健康と安全(治安)」「教育」の項目ではまだ高い評価を受けましたが,その他の事項ではいずれも最下位レベルでした。

 日本は,すべての項目でデータが揃ってはいなかったため,報告書ではデータがあった部分でコメントされています。しかし経済と教育,そして社会,更に家庭の学習環境,日本のこれらのアンバランスが目立ったようです。

 子どもや若者自身の『実感』」の項目で,「孤独を感じる」と答えた日本の15歳の割合は29.8%。平均値は7.4%です。二桁台は2ヶ国のみ。日本に続くのはアイスランド(10.3%)とポーランド(8.4%)の数値でした。

 更に「疎外されている」と感じる割合は,平均値9.8%に対し,日本は18.1%。世界一孤独な日本の子供たち。経済大国で何故?と思わざるを得ません。子供がいる家庭で,働く親がいない家庭の割合で日本は0.4%。平均値は5.0%。経済的には余程うまくいっている国で一体何が起きているのでしょう。

 一見うまくいっている経済面にも,平均的な世帯収入を100とした場合,50以下の世帯を「貧困」世帯と定義してみます。この「貧困」世帯割合が日本は高い方に位置します。14.3%。(米21.7%、英16.2%)。

 もっと驚くのは、この「貧困」世帯割合と同じ「物質的厚生」項目での日本の低レベル振りです。学習環境が劣悪な児童の割合が53.3%。これは「学習机の保有」「静かな勉強場所」「辞書」「計算道具」「教科書」「学習用のコンピューター」「ネット接続環境」など,学習環境の充実を象徴する8品目中、所有が6品目未満の家庭の割合。経済大国日本の,あれだけ教育熱心だったはずの日本が一体どうなってしまったんだろうと,目を疑わずにはいられない惨状でした。

 親の意識に何らかの変化が起きたとしか思えません。現在中学生クラスの子供を持つ親は40歳前後。その親が中学生の頃とは1980年前後。昭和52年度学習指導要領より実施された「ゆとり教育」世代です。更に彼ら彼女らを教えた教師は昭和44年「教育の現代化」の変革を経験した世代である。これらの影響がこのたびの調査結果にどう影響しているかは専門家の分析を待たなければなりません。

 最後に「子どもや若者自身の『実感』」中の項目,「向上心」。「30歳になった時,どんな仕事についていると思いますか」との質問に対して、「非熟練労働への従事」と答えた日本の15歳の割合は、データ不十分の日本なども含めた25か国中最高の,50.3%に達しました。(平均値27.5%)

 子供はその国の「未来」です。資源のない日本は,「貿易立国」と同時に「知識立国」でなければなりません。戦後,教育水準の高さをベースに経済大国の礎は築かれました。子供の過半が「low skilled work」を志向する,ないし予想する国の「未来」は一体どういうものになるのでしょう。

という,恐ろしいニュースでした。どうなるんだろう,日本の社会。それでもまだ政府は教育の予算を削り続けるのです。
かつて,世界の文化人たちをして,「こどもの天国」と言わしめた日本。半世紀の間に,日本は子どもを宝とは扱わなくなったようです。この国に本当に未来はあるの?子どもを産んでも大事にしてもらえない国で少子化が解決できるの?

自分たちが何をしたかを棚に上げ,政治家たちはこれも日教組のせいにして,この政策を進めていくのでしょうか??

いじめレポートが少ないからいじめに対処していないなんて・・・

全国教研開幕以来の新聞やいろいろ書きたい人たちの共通項に
「いじめのレポートが少ない」というのがあります。
何をレポートにするのか,何を期待しているのか,私は問いたい。
アンケートの集計?傾向?原因分析?
それこそ,悠長に書いてるひまがあるなら,指導の最前線に立ってよというのが今の状態。
心を育てる指導は,人権,道徳,障害児教育あたりでも出てくるかもしれません。
いじめの指導の第一歩は「踏んでいる足をどける」ことから始まりますが,この単純なことすら,うまくいかないことがよくあるのです。

「評論家」のみなさんはご自身いじめっ子かいじめられっ子だったらしく,ご自分の少年少女時代の人間模様を思い描きながら,いろんな分析をされているようです。
1980年代なら,一部,卒業したら暴走族かヤクザに入っていったような人たちが幅を利かせたり,いかにも「いじめっ子」と首から看板をかけたような人たちが,子分を引き連れて,おとなしい子を体育館の裏に呼び出すなんてことがあったでしょう。
それなら一人の原因分子を自宅謹慎にすれば,みんなが安心して授業を受けられる。安倍さんのいうのはそんな事だと思います。
そんなはっきりしていることすらできない教師は能なしだと,まあそうなるでしょう。

でも,今の学校では違います。

いじめっ子たちは場合によっては,クラスで一番優等生に見える子だったり,いじめっ子とターゲットが1日ずつ,どんどん入れ替わっていったりします。
いじめっ子が次の日はみんなにシカトされ,次の日はまた徒党を組んでリンチしたりするのです。
しかも,いじめたという意識がなかったりするものですから(いじめられた,というか,嫌な目にあったといういしきはあります)アンケートをとっても,いじめられっ子ばかりでいじめっ子が出てこなかったり,逆に「そんなん,どこがいじめなんや!」ってことで,被害妄想だけがどんどん膨らんだりするのです。

親も親ですから,子どもの言うことを100%そのまま信じて,教師の指導が悪いと怒鳴り込んでくることもしばしばです。
廊下でクラスメートを囲んで,数人で殴る蹴るを繰り返す現場を押さえて生徒を叱りとばした2時間後に,「ふざけて遊んでいるだけの子どもの心に傷を付けた」と教育委員会に電話が入る,それが今の現実です。

泥沼のような今の生徒指導で,あまりに生々しすぎる個人情報で,とてもオープンの場に持ち出せるものではありません。
教師はみな,満身創痍で立ち向かっているといっても間違いではないと思います。

さらに,いじめっ子たちは多くの場合,親たちの間違った溺愛,放任,虐待などできちんと育っていない,これまた被害者たちの場合が少なくありません。
なんでこんなにひどいことばかり言うのだろう?という男の子が自己否定の塊で,学習や行動の自己評価ではDしか付けなかったりします。親からまったく認められず,あんなに偉そうな口をたたいて,人を虚仮にするくせに,親の前では一言も口を利かなかったりします。
家に帰れば,親からの罵倒と揶揄しか受けられない気持ちのアンバランスから,自分より弱いものに向けて攻撃することでしか気持ちの安定を保てない子もいます。

傍観者たちさえも,隣の子がいじめられていることに,本当に気付いていない。自分以外のものに関心が薄すぎる子が何人もいます。
「何があったのか,ボクは知りません」という彼らは,本当に隣で起こっていることすら認識することができない子が少なからずいるのです。

学校現場は病んでいます。

子どもたちは大人社会を映す鏡といわれていますから,大人社会がそれだけ病んでいるのです。

日教組攻撃も最近は教員と公務員をとにかくたたけば,世論を操作できると踏んだ政府のスケープゴートにされている気がしてなりません。

教員の魅力がなくなり,質が下がれば,もっと教育の質は落ちるのに,それすら計算しなくなっている人たちが教育改革を論じるのです。

PTAの役員などで学校に出入りされるようになった保護者の方は,1年後,口を揃えて,「先生ってこんな大変なものだったのですね」とおっしゃいます。
学校現場の批判をする前に,見に来てくださいといいたいものです。

温泉,関サバ,豊後牛2

別府に向かうバスの途中
うとうとして目覚めると,地獄の入り口の風景がそこにありました。
写真やビデオで見たことはあったのですが,
山肌のそこここや,すぐ道ばたの地面の隙間から
ぶしゅーっと湯煙が立ち上っているのです。
そんなどこからでも水蒸気が上がっている様子を想像していなかったものですから,これにはビックリしました。
市長さんのはなしで,お湯の量がダントツ日本一なのだと知り,なるほどほんとに温泉場なんだと感心しました。

宿からは,歩いて2分もしない所にもう海があり
反対側は20分も歩けば山に入ります。
なんと山が海にせまっていることよと感心する一方,これだけ温泉があり,地熱が高いということは,地震や地殻変動も免れないところなのかなと心配になったりもしました。

さすがに海と山が近いだけあって,豊後牛と関サバなんてまさに海のものと山のものです。
どこに行っても関サバととり天がでてきて,どちらもとても美味しい。
私は,自分の町から離れて食べるものに,あまり感銘したことはなかったのですが,ここのサバはほんとに美味しかったです。
ウシ君のほうは,牛丼以外あまり食べ付けていないものですから,やはり美味しかったのですが,豊後牛も松阪牛も見分けなどつきませんでした。多分オージービーフでもわからないでしょう。

温泉,関サバ,豊後牛・・・・

本州から出ることなんて,片手で数える程しかなかった身としては,やはりるるぶ片手にいろいろ調べるわけで
何を食べて,何を見ようか,考えるわけです。

こんなこと書くと,またどこかで誰かが,
「おまえら,学校ほったらかして出かけているくせに,勉強するならまだしも,遊ぶこと考えるなんて,だから日本の教育は崩壊するんだ。つぶせ!日教組」と宣うわけで,
まあ,そこまで偏れば,何だって日教組の教育のせいにできるんですわね。
そんな人たちは,外食も,外出も,娯楽もしないんでしょうかね。
よっぽど人間壊れると思いますけど。

おっと,
そうそう,宿から歩いて5分ぐらいの所に,なんとも古しい,アヤシげな建物がありまして,これは料亭か,何かの資料館か?とみんなでいぶかっておりました。
駅からの帰りに,それが有名な竹瓦温泉って昔からの温泉だとわかりまして,そう思ってみると,なんと,風情のある。
あのですね,千と千尋の神かくしにでてくる,湯婆がいそうな建物なんですわ。
それから私たちのなかでは「ゆばーばの温泉」ということで,話題になりました。

100円なんですよ。入湯料が。
で,脱衣場にはいると,そこから扉もなしで,トントンと階段を下りて浴槽のところまで降りていくのです。
さすが,あるのは浴槽だけ。
石鹸もないカランもない。
持参の石鹸で,浴槽のお湯をくんで使います。
で,お湯の温度が42℃。
熱いんだわ,これが・・・・。
始めていった時には,空いてて誰もいなくって。
熱くてお湯に入れない。
アチチ,アチチと漬かっては上がり,さましてはまた入り。
でも,なぜかクセになるお湯でした。
上がった後で,あんまり汗が出なくて,さらっとしてるんです。
あんなに熱かったのに。
結局,3日とも通いました。

う〜ん,また行きたい。

食べ物についてはまたあした。

おいで,おいで,文科省の官僚さん

文科省、若手職員に「教員修業」 地方の学校へ派遣
2007年02月16日08時17分

 学校現場の状況を知ってもらおうと、文部科学省は教員免許を持っている職員を教員として地方都市の公立中学校などに派遣し、研修させる方針を固めた。若手職員を対象に人選を始めており、4月から1年間の予定で2、3人を出すという。

 これまで文科省は、教育行政の体験を積ませるために、入省8〜9年目の職員らを中心に、県教委の課長職などに2、3年間出向させてきた。その後、一部の県や指定市の教育委員会の教育長として出向させる例もある。また、入省2年目の職員はキャリア採用者を中心に1カ月程度、市教委で研修をさせてきた。

 教育委員会の職員には教員免許を持ち、学校で教えてきた経験者が多く、文科省側は「教育委員会での勤務で学校現場の知識を得てきた」などと自己評価してきた。だが、「教育行政を担っているのに学校を直接知らないのはおかしい」との批判も根強かった。

 文科省には毎年、教員免許を持つ職員が数人、入省している。当面は、これらの職員を対象とするが、将来的には、大学で教員免許を取得していなくても、都道府県教委の判断で一時的に交付できる「特別免許状」の制度の活用なども考えたい、という。

 派遣先は検討中だが、受け入れる側の事情も考慮して、担任は持たせず、副担任などの立場で指導にあたらせる考えだ。(asahi com.)

いいじゃん,いいじゃん。おいでおいで
生身の人間相手に,こちとら毎日奮闘してるんだ。
紙に書いたようなわけにいかないし,そうじゃなくても最近信じられないようなことが次々起こる。
現場で1年間,実際の教師が24時間,どんなふうに働いているかを見て,感じてくれればいい。

前に行われた教員の超過勤務の実態調査。
月に小学校で合計42.1時間。中学校で79.6時間。
これって平均だから,ぐうたらな教師の分さっ引いたら,どうなるか。
自分の分考えても,80時間は下らない自信あるから。
教員には時間外って考え方がないから,超過勤務はすべてタダ。
時間外手当は0。
その分が教職の調整額っていうもので支給されているのだけれど,私で1万6000円ぐらいかな。月額。
教員はヒマだそうだから・・・・。
部活に手当が出るだろうって思っている人もいるらしいから,はっきり書きますが,平日はタダです。
休日に出ると,1日(時給ではない)1200円当たります。ハイ

知ってる社労士が,「先生,労働基準法に抵触しますよ」といい,同級生たちは「子どもの小遣いじゃないんだから」と部活の手当のことを笑うけど,それが教員の実情なんです。

そりゃあ,それでも,中央官僚よりはヒマかもしれないけれど,50分間の授業時間と,朝礼から終礼までの時間との戦いの中で,密度の濃さは半端じゃないつもりなんですけどね。

休憩時間の確保なんてほぼ0。
ひどいときには朝8時にトイレに行ってから,ハッと気がつくと夕方6時で,「あ,1日トイレ行かなかった」なんて時もあるのが教員の職場。
丈夫に産んでくれた母に感謝しながら勤める毎日です。

ほんと,来ないかなあ。官僚さん。
いくらでも私の副担任についてもらって,1年間一緒にやってみたいものです。

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もう一押しって,嬉しいんですけど。。。。
タグ:文科省 学校

学力をめぐる問題には簡単な結論などあるわけがない

少し事情がわかってくると,人間いろいろ周りを見出すもので
前日のC.W.ニコルさんがウェールズ出身だったこともあり,
ウェールズ大学の名誉教授であるドエティ教授の話というのを聞いてみたくてたまらなくなった。

しかも,その話が,あの英国の全国学力テストに関するものとなれば,4月から文科省の全国基礎学力調査が導入される中学校の教師として興味がないわけがない。

帰ってきてから新聞を見ると,相変わらず中途半端に書き立てて,どう見ても偏った世論形成をしようとしているとしか思えないので,ここではっきりさせておきたいのだが,

@学力テストの存在を否定しているのではない。むしろ,混沌とする国の統一カリキュラムがきちんとなされているのかを客観的に判断する材料として,何らかのテストは必要である。
Aただし,テストの結果によって,無意味な競争をあおると,結果の良いところはよりよく,そうでない学校はさらに悪化の一途をたどり,順位が固定してしまって結果的に全体的な学力向上にはつながらない。

このことは,40年ほども前に,日本でもあったことで,こうした「テストのための勉強」や「点数を取るための不正」の数々から廃止の憂き目にあった「学力テスト」の歴史そのものではなかったか。

点数の低い子を何人か休ませる。
教師が巡視しながら間違っている箇所を教える。
書き上がったテストの答案を校長室で改ざんする。
全く同じ問題を,練習と称して事前に何回も受けさせてから本テストにのぞむ。・・・・・
すべて,実際にあったことだ。
学力テストの結果を良くしたいという,ただそれだけの理由で,

教師たちは簡単に良心を投げ捨て,不正に走った。

人間は弱いものだ。

今回の全国学力調査で,もし結果がまた順位一覧として公表されたら,

まして安倍さんのいう教育バウチャー制度とかいうもので,結果
が学校選択制に結びつけられ,それが学校長の責任となったら。

どんなに罰則を厳しくしても,数限りない不正が起こり,そして思った程には学力は伸びていないという現状が起こってくることは火を見るよりも明らかなことではないのか。

40年以上前の歴史を,再び繰り返す程に日本人はおろかなのか。

資料として配付された中にあった英国の現実。

・芸術や体育の授業が,ないがしろにされ,未履修状態になっている小中学校が出ている。
・校長主導による不正や答案用紙の差し替えが発覚している。
・6,7歳児の3分の1以上が国家テストが原因のストレスに悩まされている。
・学校長のなり手が不足しているため,50万人以上の生徒がリーダーのいない学校で学ぶことを余儀なくされている。
・労働者階級の子どもの高等教育進学率が目標値に届かず,低下してきている。
・小学校の読解力が低下してきており,数学と英語の水準は2002年度目標に到達できていない。

これが問題でなくてなんであろう。

この破綻した学力テストを,安倍さんはそのままやろうというのか。40年前の教訓を生かすこともなく。

どうも都合の悪いことはいっさい書かず,勝手な論理の柱を打ち立てて,最初に批判ありきから始まるマスメディアには辟易する。

日教組をたたけばみんなが安心できるのか

そうでなくても,九州全部から集められたんじゃないかと思われる機動隊に警護され(朝早くからありがとうございました)
この道以外の経路はたどってはいけないとまでいわれて
何でそこまで??と思わないではいられなかった教研集会です。
開かれた教研ということで,報道陣もたくさん来ており,あちこちでカメラが回り,インタビューが行われていました。
私の地元の新聞社は,時に信じられないような新聞記事をねつ造して,視聴率とは言わないから,何でしょう?購読率?読者の興味をそそるだけのものを書いてくれますので,
だんだん新聞は信じられなくなっているのですが
(新聞記者は真実を報道するんじゃなかったんかい??)
この集会については何と書かれているのか,たいへん興味がありました。
産経新聞に社説が載っていましたね。

ブログはどうなんだろう,と,またこれが,どこかの記事をそのままコピペしたような書き込みか,尻馬に乗ったような書き込みばかりで,いくつ読んでも文章まで一緒。
組織率30%を割ってもなお,日教組は脅威なのでしょうか?
ならず者集団のように言われ,こんな中途半端な書き込みで揶揄されるいわれはないように思うのですが。
やっぱり新聞は都合のいいところだけを切り貼りして接ぎ合わせて,世論をあおり立てて風を吹かすのだなと妙に納得してしまいました。


同じようなことを感じている人もいて,ちょっと一安心。
私は日教組に傾倒しているわけではありませんが,マスコミはあんまりな気がします。

どうも教員という人種はしゃべり出すと止まらないらしい

午後からは分科会でした。

何しろ教員の中には,

ものすごい情熱で人には真似のできない実践を行い,

さらには自分と違う考えに対しては徹底的に切り込んで

妥協を許さない人もいますので,

こわごわ参加しました。

そんなん,突っ込まれたら,ごめんなさいと逃げて帰るしかできませんもの。

最近はおとなしくなったのか,今年がたまたまそうだったのか

あまり無理をいう人もおらず,会は静かに進んできます。

それにしても,まあ,提案は一人5分と,気の毒なくらい少ないのですが

しゃべり出したら止まらない・・・・

教師の職業病なんでしょうね

タイムキーパーがベルを鳴らすんですけど

鳴っても鳴っても止まらない。

仕方ないなあと思いながら聞いていました。

新聞やニュースから離れてしまっているので,

今日のことがメディアにどう書かれているのか,そっちがとても不安でした。

これについては,帰ってからゆっくり見てみることにして,

興味深く全国の実践を聞いていました。

C.W.ニコルさんの講演には思わず涙しました

「困ったなあ。クマは怖くないけど,先生は怖いんだよ」

頭をかきながら話し始めたニコルさんの講演に,??何話したいの??

時々日本語に詰まって,英語が混じるあたり,

演出された「おもろい外人」を感じましたが,

北極探検に憧れ,学校の先生を『洗脳』し,

親父さんのサインを偽造して,ついに北極圏に到達したことや

空手のご縁で来日し,ついに日本人になってしまったいきさつなどを聞いているうちに

日本を愛し,森と人を愛し,

愛するものが壊されていくことに憤りを感じて行動するニコルさんに,

そこに住みながら,日本の美しいものを守っていない

日本人の一人として後ろめたい思いがしました。

いい講演でした。

さすが全国大会ともなると,いいものが聞けるなあと感心していると,

県教組の書記の人たちが,「今年の講演は良かったねえ」

彼女らは毎年来ているのですから,比較ができるわけで,

自分はラッキーだったのだなと理解しました。

日教組の人間が集まると,偏向したろくでもない話題に気勢をあげていると思いこんでいる人たちにも聞かせてあげたい話でした。

お弁当をもらって,午後の部に移ります。

お弁当,いくつ注文があったのかなあ。

これって,ものすごい経済効果なんだろうなあ。

日教組の人間だけでなく,右翼さんも機動隊もいるんだから

2倍の売り上げになっているかもしれない。

う〜ん,地元にとってはどうなん??

整然と並ぶ椅子,誰が並べたんだろう

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会場内はひたすら広いアリーナ。
そこに,1cmの狂いもないほどに椅子が並んでいる。
上から見ていると,酔いそうだった。
普段乱雑な中で生きているものだから,整然と並ぶ数多くのものに目眩がする。

アトラクションの子どもたちの歌も,日出生台の自然保護を訴える劇も,
これも計算のうちか??と思わせるくらい棒読みの司会者もなかなか印象深く,いい出来だったと思う。

ここで土産物を売っていた人たちは,教員を目の敵にしているのだろうか。

別府の町は教員と右翼と機動隊

2007年2月10日の朝は暖かかった。
一頃のほどではないにしろ,緊張感はある。
・団体行動です。単独では会場には入れません。
・決められた道順で行動してください。
・IDカードを見えるところにかけてください。ただし,町を歩くときには見えないように隠さないと危険です。
初体験の身には,これから自分がどんなところに連れて行かれるのか,見当もつかない。
年配の教師からは,右翼のお兄さんたちの車が居並ぶ横を通り過ぎていった緊張の瞬間のことや,下手に町中を歩くと危険であることなどを暗記するほど聞かされ,不安だけが大きくなっている。

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会場に近づくと,機動隊がずらっと並んでいる。
ナンバープレートは,大分,北九州,福岡・・・・。いろいろなところから集められているらしい。気の毒な,と思いながら,横を通り過ぎ,会場に入ると,日教組のスタッフが,またオレンジのジャンパーを着て,ずらっと並んでいる。
一人一人IDを確認し,IDの見えない人には怖い顔で注意を促している。
振り返ると,遠くの方に赤いランプが点滅し,すべての車をシャットアウトしている様子が見えた。あの向こうに右翼のお兄さんたちの車がいるのだろうか。
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